ジャザサイズと英語学習の共通点 常に意識することとは?
私は6年くらいジャザサイズを続けています。週末の早朝1時間気持ちいい汗を流しています。
1曲ごとに全く違く動きをしながら1時間体を動かしますが
インストラクターは「内転筋に効く動きです」や「 腹筋を意識して」とどの筋肉を鍛える動きなのか教えてくれます。
これってとても大事なんですね。
鍛えたい箇所を意識するだけでも効果が違います。
英語学習も同じです。今やっていることが何を目的にしているのか、リスニング向上なのか、スピーキング力なのか意識することはとても大事です。それだけで、効果が格段に違う気がしています。
私は、高校の教員として25年以上教壇に立っていますが、授業の始めや、生徒の集中力が切れた時にちょっとしたゲームやアクティビティを入れています。
その時に心がけているのが、生徒にこのゲームが何を目的にしているのか、英語のどの技能向上に役立つのかを意識させることです。
例えば、description game (card matching game)と私が名づけているゲームがあります。
生徒もお気に入りで、どのクラスでもまず間違いなく盛り上がります。
何度もやっているゲームですがやる前に必ず、何を意識してこのゲームに参加して欲しいかを伝えます。相手に言いたいことが伝わること、単語の繋ぎだけでなく1文を作って話すなど。
「今日はできるだけ、長い文を話すことを意識しましょう。」や「今日はとにかく相手に伝わればいいから身振りも入れなさい」とか。
生徒の状況を見て少しずつ意識するポイントを変えていますが、目的をしっかり把握して取り組むとの、ただ漠然とするのとでは生徒の反応も明らかに違います。
英語力の乏しい生徒は、相手に自分の言いたいことを伝えるために、知っている単語をつなぎ、必死で身振りも入れながらコニュニケーションを取ります。その姿勢が私にはとても微笑ましく、生徒同様、このゲームを楽しみます。生徒は時として単語と単語の間に” you see parkでspringに "と日本語の助詞を入れながら必死です。相手に言いたいことを伝えるという目的は達成できますね。
本来はこのゲーム、スピーキング力を養うために取り入れたものですが、雰囲気作りにもかなり効果があります。
ペアが自分の英語を聞き、絵を選びます。2人が持っている絵が同じだと当たりということです。必ず歓声が起きます。皆、ドキドキなんですね。これを2回繰り返し、全員が話し手、聞き手の両方をやるので、眠気も吹き飛びます。
楽しく運動しながらもどの筋肉を鍛えるのか意識する、楽しくゲームをしながら、どの英語力を鍛えるのか意識する。
スポーツも英語学習も今やっていることが何を目的としているのか認識することが大事です。何を目的に学習するのか、それを意識するだけでも変わります。
簡単ですがとても大事ですね。