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なぜ「人とのつながり」を最重要のコンセプトに掲げるのか?


1. 「リレーションシップスクールようへん」が大切にするもの

こんにちは。本日は、私たちが運営する「リレーションシップスクール ようへん」が最も大切にしていることについてお伝えします。子どもの成長を支えるために、なぜ「リレーションシップ=人とのつながり」に焦点を当てているのか、その理由を紐解いていきます。



2. リレーションシップってどういうこと?

「リレーションシップスクール」という名前には、特別な意味が込められています。リレーションシップとは、人と人との関係性やつながりを指します。
長男が学校へ行けなくなったとき、真っ先に感じたのは、このつながりが途絶えることへの不安でした。

先生やクラスメイトとの関係がなくなることや、同年代の友達と遊べなくなることは、親として大きな心配の種です。
もちろん、学習面の遅れも不安の一つでした。
学習が人よりもゆっくりな長男は、読み書きがやっと少しづつできるようになった段階であり、算数も、10の位の計算はできない状況でした。
学習が進まないことへの焦りもありました。ただ、学びは長男自身がやりたいと思ったときに、いつでも取り戻せると考えています。少しずつでも、子ども自身のペースで進めていければよいのです。


3. なぜ「人とのつながり」が大切なのか

一方で、人とのつながりは一朝一夕に築けるものではありません。いろいろな人との関わり合いの中で、言葉を交わし、一緒に遊び、いざこざを経験し、喧嘩したり、笑い合ったりすることで初めて、心を通じ合わせる喜びを感じることができます。
例えば、友達と喧嘩をして仲直りしたときのホッとする気持ちや、遊びの中で一緒に笑い合う瞬間。これらの経験を通じて、子どもたちは自分と他人の違いを知り、自信を育むのです。

心の栄養は、人と共有する感情や経験の中で育まれます。それが、将来にわたって人を信頼し、素敵な人間性を築く土台となるのです。


4. 学校以外の居場所の少なさ

現代の子どもたちは、学校が生活の中心にあります。
そのため、学校に行けなくなると驚くほど居場所が限られ、家族以外の人間関係が断たれてしまいます。
家に引きこもり、他人と触れ合う機会がなくなると、心の成長が停滞してしまう恐れがあります。これに強い危機感を持ったことが、「リレーションシップスクール」を作るきっかけとなりました。


5. 支援が必要なのは不登校の子だけではない

人とのつながりの重要性に気付かされたのは、長男の不登校がきっかけでした。
しかし一方で、学校に通っている子どもたちの中にも、人とつながることが苦手で孤独を感じている子は多くいます。こうした子は「おとなしい」と片付けられがちですが、実は同じようにサポートを必要としているのです。

だからこそ、「不登校かどうか」に関係なく、人とのつながりが難しいと感じる子を支援したいと考えています。それが、私たちがリレーションシップに特化したオルタナティブスクールを立ち上げた理由です。


6. 信頼できる人とつながる喜び

人が本当に幸せを感じるときは、信頼できる誰かと心を通わせているときではないでしょうか。自分らしく生きるためには、他者との深いつながりが欠かせません。例えば、私の長男が笑顔を見せるのは、楽しいことを共有したり、一緒に遊んでいるときです。そういう瞬間は、本当に輝いて見えます。

たとえ対人不安があっても、人とつながる喜びを通じて乗り越えられる。そのためのサポートを、私たちは全力で提供していきます。


7. 最後に

今日は、リレーションシップスクール ようへんが人とのつながりを最も大切に考えている理由をお伝えしました。もし、同じような困難を抱えている方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽に個別説明会へご参加いただけたら嬉しいです。詳しくはホームページをご覧ください!


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