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【レビュー】ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ

 こんにちは、ワイです。

 HSP研究の第一人者、エレイン・N・アーロン先生の本『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』を読んだ中で、印象的だったシーンを紹介します。

 ちなみにこの本は基本的に物語調で執筆されており、その人物と身の回りの出来事が具体例として描かれています。

 僕は小説を読むのが面倒くさいのですっ飛ばしましたが。

 ただ、目次には詳細が細分化されているので読みたいところがすぐに見つかる優しい仕様です。

 さて、そんなこの書籍の中でも目に留まったシーンが2つあったので、それぞれ考察していきます。

1.HSPの天職について

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 結論から言うと、自分でビジネスを持つことがもっともHSPらしく生きられる、と言う事でした。

 調査によれば、パイロットや弁護士、はたまたHSPに相性の悪いとされる営業で成果を出しているHSPもいるとのことでした。

 分析するに、自分の考えを内向的に淡々と発揮できる仕事が向いており、営業に関しては、きっと自分で大半の責任を負い、自分にあったやり方で仕事ができているんだろうな、と言うところです。

 面白いなと思ったのは、家事や育児を楽しむHSPは一定いるが、世間はこれらの価値を正当に評価しておらず、無収入としてカウントしている、と言う文言でした。

 これ日本社会だけじゃないんですね。

 僕は育児経験者ではないので詳しいことは言えませんが、家事・育児の価値を金額で表現したら結構な額になると思いました。

 まず生まれたての時は夜泣きで寝れないし、時として病院に連れて行くこともあるでしょう。心配は絶えません。

 大きくなればなったで面倒見ることが増えると思います。

 それがふたり、3人となればなおのこと。

 前提として出産だって大変なわけで。

 そんなことが、この一文から連想できたわけです。

 さて、結局のところ理想的な生き方を追求するには自分で仕事をすることが一番と言うのは薄々感じていました。

 ただ、如何せんロールモデルが少なく思います。

 今でこそHSPという言葉が浸透してきたので、自営業の方でHSP気質を持っている人は一定数いると思います。

 そういう人にはロールモデルとして積極的に発信していって欲しいなと思いましたし、僕自身がそうなれるようにこれからも頑張ります。

 時としてHSPは黒子に徹し、他人のために尽くすことを選ぶ人も多いそうな。

 この本では、一見それは天職かもしれないが、本音を覆っているのではないか、と問うています。

 ここはホリエモンが紹介している「好きなことだけで生きていく」とか読むと新しい視点が見るかのかな、と思いました。

 というのも、HSPはオタク気質なところもあるので、専門家の素質があると思います。好きなだけで生きていくとは、その領域に特化した詳しい人材になることですので。


2.HSPの恋愛および人間関係

 HSPの育ち方や成人になって以降の人付き合いというのは、これといって一貫性があるわけではなく、十人十色、千差万別なようです。

 そして恋に落ちた時はかなり深いものになる傾向があるそうで。

 まあ僕も一度、それまでに自分が「こんな人と付き合いたいなあ」みたいなことを考えていて、それとほぼ合致する人に出会ったときにはかなり盲目になったのはいい思い出です。(笑)

 メンヘラにならないよう注意が必要ですが。

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 友人関係は、狭く深くな傾向が強いらしく、これは僕にも合致します。つまり友達が極端に少ないです。両手で数えられるくらいと言いましょうか。

 ただ最近少し価値観というか、状況の客観視ができるようになってきていて、深い付き合いができるならいくらでも友達がいていいな、と思うわけです。

 1年に1回しか会わないような人でも、その場で深い話し合いができるなら、そういう友達はたくさんいていいな、と。

 ちなみにHSPの友達がいないので作ってみたいものです。

 終盤は若干スピリチュアルな感じになっていくので読み飛ばしました。

 心の傷の癒し方についても書かれていましたが、ここに書いてある方法よりも、記憶を俯瞰し、事実ベースで起きたことを解釈し、学べることを学ぶ、という方法が個人的には気持ちが楽になります。

 とまあ駆け足で読んだわけですが、なかなか面白かったです。

 参考書として読むよりも小説チックに読んだ方が楽しいかもしれません。 

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