連作障害対策も兼ねた土づくり
こんにちは、ようへいです。
今日は自分の3大趣味の一つである家庭菜園に関するもので、我が家の小さな菜園の土づくりの記事です。
ようやく長い氷河期が終わって雪が解け、家庭菜園の定植準備として、土づくりをしました。
小さな菜園なので区画のローテーションができず、毎年同じ場所に同じ野菜を植えています。
そうなると気にしなければいけないのが連作障害。
連作障害が起きると、せっかくの野菜が育ちません。
これの対策をきっちり行うことで、連作障害を起きにくくすることができます。
過去5年の経験を踏まえ、我が家の土づくりのご紹介です。
連作障害とは
同じ場所で同じ作物を繰り返し栽培することを「連作」といいます。
連作することで土壌病害や線虫害、生理障害が起き、生育が衰えたり病気の発症によって収穫量が下がったりします。
これを「連作障害」と言います。
土壌病害
土中の微生物の多様性が崩れ、特定の病原菌だけが増殖し、やがて作物の根や茎から侵入し、病気が発生する障害です。
青枯れ病や根こぶ病、つる割れ病などが該当します。
線虫害
作物に寄生する線虫が引き起こす生育不良のことで、主に根にこぶができたり、根腐れを引き起こしたりして枯れてしまいます。
生理障害
野菜が必要とする養分は、種類ごとに異なります。
連作すると、土の中の特定の養分が過剰になったり不足したりとバランスが崩れることで起きる、作物の生育不良です。
連作障害を対策した土づくり
我が家では2つの対策を毎年行っています。
我が家の菜園は縦1m × 横5m = 5㎡の長方形です。
菜園の大きさに対する施肥量も含めてご紹介します。
対策1:堆肥と米ぬかによる対策
まずは元肥を使っての対策です。
米ぬか
野菜に無害な線虫を増やし、悪玉線虫と言われている野菜に寄生する「ネコブセンチュウ」「ネグサレセンチュウ」「シストセンチュウ」を抑制する働きがあると言われています。
300g/㎡ を目安にすき込みます。
我が家の菜園のサイズの5倍にあたる1.5kgをすき込みました。
牛ふん堆肥
牛のふん尿を個体と液体に分離し、固体部分をバークや藁などの炭素源と混ぜ、堆積発酵させたもので、野菜の残渣の分解が進みます。
草食である牛のふんには繊維質が豊富に含まれているため、施用することで土をフカフカにやわらかくし、排水性や保肥力、保水性を高めてくれます。
施肥量の目安は1~2kg/㎡。
我が家では1袋30ℓ(約7kg)投入しました。
次の写真は肥料投入の様子です。
まずは米ぬかを1.5kg程度まきます。
強風の時は米ぬかが風で飛び散ってしまうので気を付けてください。
飛ばないように米ぬかをおさえる要領で、牛糞堆肥を30ℓ投入します。
そして、鍬やスコップで十分にすき込むと完成です。
対策2:土のローテーション
連作障害対策の2点目は土のローテーション。
苗の高さで日当たりが悪くなってしまうためなどで野菜を植える位置を変えれないなら、土を循環させ、疑似的に輪作しよう、という発想です。
鍬を使い、矢印に沿って土を1/4程度循環させます。
こうすることで、昨年ミニトマトを植えた土は、今年はナスを植える土になる、という感じで、なんちゃっての輪作になります(と思ってます)。
毎年この2点を行うことで、過去5年間、どの野菜も一度も連作障害が起きていません。
ご興味ありましたら一度お試しください。
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