夏休み、食事づくりに当番制を導入。
子どもたちの夏休みが始まり、多くのママが毎日の食事づくりに悩まされる日々がやってきた。
夏休み中の食事づくりに、我が家は当番制を導入している。この当番制を導入したきっかけは、あのコロナ時代である。
当番制にしたきっかけ
コロナ禍まっただ中の2020年、長女は小学5年生で、次女は保育園の年中だった。小学校は休校となり、保育園は登園自粛。夫婦とも在宅勤務の我が家は登園させることができず、家族全員が家にいる日々だった。
1日3食の食事づくりからとにかく解放されたくて、わたしは日々もがいていたことを今でも思い出す。
「たまにはやってよ。」というような感情的な発言だけでは、家族は動かないということがわかった。
これは、具体的に提示せねばならない。
そういうわけで、2021年の夏休みに、食事づくりに当番制を導入することにした。
初めての当番制
当時年長だった次女は、母と一緒に、父・母・当時小6の長女の3人で担当することにした。
誰がどの日を担当するかは、あらかじめ決まっている予定やこれまでの実績を考えて、話し合い(ほぼ母の独断…)で決め、ほぼ日カレンダーに記入した。
毎週金曜日は、生活クラブから「ビオサポ食材セット」(ミールキット)が届くので、汁物だけ作ればOK。こういう日は、長女が担当することにした。
長女は、「なにを作ればいいのかわかんないよ。」とブツブツ言いながらも、家庭科の教科書をみながらなんとか作ってくれた。
当番制のルール
当番制のルールは以下のようにしている。
「考える」というのもポイントで、考えた上で、買ってきてもよいし、食べに行くでもよい。何を提案してもお当番さんの自由である。
段取りが悪いとか、キッチンが散らかりすぎとか、あれ少ない?とかそのあたりのことは目をつむり、食事を作ってくれた人に感謝していただくというのもルールにしている。
2024年夏の様子
今年の夏も、当番制がはじまった。長女は中学3年生で、次女は小学3年生となったので、長女と次女でお当番のペアとすることにした。料理好きな子ならば、ひとりでもお当番できる年齢ではあるけれども……、娘たちはそうではない。
この記事を書いている前日は、長女と次女がお当番だった。なにやら2人で相談しながら、タブレットでレシピをみながらなんとかごはんを完成させた。
「炒めたらネギの存在がなくなっちゃったよ。」
「味噌汁の具入れすぎちゃったよ。」
と、子どもたちの感想を聞きながら食べる夕食は、普段の平日とまた違って楽しかったりする。
長女が次女に指示を出してしている姿も、普段は見ない光景だな……、と思いながらニマニマするわたし。
こういった経験をかさねて、家事のスキルも自然と身についてほしいなと思う。
かくいうわたしは、学生時代には食事づくりなど一切やっていなかった……。専業主婦の母にすべておまかせで、今思うと母には本当に感謝しかありません。
当番制のメリット
① ママの負担軽減
何よりのメリットはこれである。食事のことを考えなくても良い日があるだけで、どれだけ負担が軽くなるかを実感している。料理の時間が、noteを書いたり本を読んだり、じぶんのために使える時間になることがうれしい。
② 新しい料理の発見
これは思いがけないメリットだった。家族それぞれが料理をつくることで、自分の頭の中にないレシピが登場して「こんな料理があるんだね。」と驚くことがある。それによって、「いつも母がつくる料理」とは異なる新しい味を、家族全員が楽しむことができる。
夫がはまっているのが、山本ゆりさんのレシピだ。iwaki耐熱容器つきのレシピBOOKを購入して、さまざまな電子レンジレシピを試している。電子レンジでこんなにもいろいろな料理が作れるんだと、驚きの連続だ。
③ 家族のコミュニケーション
美味しくても美味しくなくても、食事づくりの感想や料理の感想を伝えることで、家族のコミュニケーションが増えるんだよね。「ふえるわかめちゃん」を入れすぎて、わかめだらけの味噌汁が出来上がったり、しょっぱすぎるお味噌汁が出てきたこともあった。それはそれで楽しく会話が盛り上がるものだ。
まとめ
平日の子どもたちは、特に中学生はとても忙しいので、当番制は長期休暇のときだけ取り入れている。
長期休暇だけでも当番制をおこなうことで、誰でも食事づくりができるようになると思っている。そうすれば、家族の誰かが体調不良になっても、代わりがいるため安心感がうまれる。
我が家は、夫が料理をまったくしてこなかったので、この当番制導入によって、平日の食事をときどき作るようになったことはとてもありがたい。
今年の夏も、どんな料理が並ぶのか楽しみにしている。
最後までお読みいただきありがとうございました。