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子どもの習いごと、いろいろ悩ましい。

子育てで悩むことのひとつに、習いごとがある。

この子は何が好きなのかな。
あんなこと、こんなことができるようになってほしいな。
この子にはコレが向いているかも。

こんなふうに、子どもの興味だけではなく、こうなって欲しいという親のエゴがかけあわされて、習いごとを選んでいる。



選ぶ

長女が小学生のときには、3つの習いごとをしていた。

  • 学童がわりにと小1からはじめた「くもん」

  • ピアノひけたらうれしいよねと「ピアノ」

  • 絵を描くことが好きだったことと、保育園のママがやっていたからと「お絵描き教室」

一方、次女はというと……

  • 早生まれだからと年中からはじめた「くもん」

  • お姉ちゃんと一緒で「ピアノ」

  • お姉ちゃん泳げず苦労してるので「スイミング」

  • 体を動かすのが好きみたいと「体操教室」

  • 保育園時代のママ友から誘われた「英語教室」

子育てあるあるかもしれないが、2番目の子どもは、長女の反省や親のさらなる期待がかさなってしまい、次女の習いごとは増えてしまった。


サポートする

習いごとをしていると、親のサポートが必要になる。

「くもん」であれば、家庭採点にプリントの管理。だんだんとじぶんでできるようになるが、基本的には伴走が必要だ。

「ピアノ」は、家での練習が必要になる。「練習しなさい」のかけ声のほか、小学3年生にはまだ練習のサポートも必要。正直言って、平日の仕事が終わったあとに、この時間をつくるのはかなりむずかしい。

「スイミング」や「体操教室」は、送迎のサポートぐらいで、家での練習はないので楽。これは、我が子のように、ゆるゆるとやっている場合のはなしであるが。

「お絵描き教室」は、一年に一度の展覧会準備で保護者のサポートが必要になるが、一年に一回なので親の負担はそれほどでもなかった。


やめる

長女は、中学校に入学して部活動や学校生活が忙しくなったため、ピアノ以外は退会した。それほど悩ましくなかった。

さて、小3の次女である。

一年前から、「スイミングをやめたい/やっぱり続ける」をくり返していた。

スイミングを始めたときに、目標をかかげていて、25メートルまで泳げるようになるまで頑張ってみようと決めていた。

一年前はまだ目標には届いていなかった。

なんとか25メートル近く泳げるようになってきたところで、次なる壁が立ちはだかった。

ターンの練習がはじまった。ターンがどうしてもできない。こわいし、もうやりたくない。

25メートル泳げるようになるまでというのが当初の目標だったが、せっかくここまできたなら、ターンやクロール以外の泳ぎにも挑戦してほしい。

親としては、そう思ってしまったのだ。考えがブレブレなじぶんもダメなんだが……。

ついに決断した今月末

やめるやめないにけじめをつけ、子どもと相談し、今月いよいよ決心した。

スイミングはやめよう。

ただ、「ターンがこわいからもうやめます」という理由ではなく、
「25メートル泳げるようになったからやめます」というストーリーにしたかった。

退会する最後の日は進級テストの日だった。ターンはやはりできず不合格。

今日で最後とわかっていたからか、不合格でも子どもは晴れ晴れとした顔をしてたいた。

そして、わたしは子どもに伝えた。

「ここまでよく頑張ったね。スイミング教室のおかげで、25メートルクロールで泳げるようになったね。」

ほかのお子さんをみていると、あとひといきターン頑張って欲しかったなあ……、ちがう景色があったかもしれない、と思ってしまう。

比べちゃいけないのに、どうしても比べてしまう。

子どもの人生なんだから、親が強制してはいけない。ここまで頑張ったのだからと褒めてあげて、スイミング教室は卒業した。


選択と集中を

ほかの習いごとも、どれもゆるゆると続けていて中途半端な印象だ……。子どもの向き不向きを考えて、何を続けるか、何をやめるか、そろそろしぼったほうがよさそうだ。

中3の長女は、中学でテニス部に入った。小学生のころにはちっとも興味をしめさず、想像もしていなかったけれども、お友達から誘われて、というきっかけではじめたテニス。いまでは、テニスが好き。

どこで、子どもの「好き」がみつかるかわからない。

あんまり考えすぎずに、子どもの自由時間をうばいすぎない範囲で、習いごとも選択したい。

さて、何に集中させたらよいかな。悩みはまだまだつづく……。

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