自己肯定感が低いワーママが、8年もがいて一筋の光を見つけたハナシ
息子が3歳の頃まで、それはもう、必死に。
おそらく鬼の形相で仕事をしていた。
今、子育てと仕事の両立で死に物狂いで生活をしている方で、自己肯定感が損なわれている人。不安な人の参考になれいば幸いです。
朝5時に起き、少しの自分時間を持とうとしても、30分もたたずして、子どもが起きてくる。今日も自分の時間が持てなかった。と、思いながら、子をあやしつつ、家事と保育園の支度をして、7時には保育園に行きたくない子供と夫を送り出し、私も会社へダッシュ。
ギリギリ会社に到着すると、怒涛の勤務が始まるも、なんでこんなに眠いのかと思うほど、眠気が襲ってくる。頭が働かない。そしてミスをする。お迎えには行かなくてはならなくて、「まだ途中ですけど、どうするんですか」と詰め寄られたりしたことも。
全てが中途半端。
私には、責任感がないのか。
私は、仕事ができない人なのか。
私は、仕事をしていてはいけない人なのか。
どうしてママばかりこんなに辛い目に会うのか。
どうしてパパは、飲みに行けるし、残業もできるのに
ママはそれが叶わないのか。
どうしてこんなに頑張っているのに報われない。
どうして、どうして....
と、元々低かった自己肯定感がさらに削られていき、会社の無理解を恨んだり、日本の女性の生きずらさに怒ってみたり、夫に対して憤ったり。色々な想いが積もって、ついには心療内科にかかりました。
心療内科で先生から言われたこと
「いろいろやりすぎよ。そんなにたくさんのこと、できないわよ」
ああ、そうか。と素直に聞けたらよかったものの、その時の私と言ったら、まったく素直じゃなかった。
いやいや、世間のママたちは、もっとバリバリ仕事をしながら、みなさん両立されている。私ももっと頑張ればできるはず!と。
家事代行をお願いしてみたり、自己啓発本を読んでみたり、高価な家電を買ってみたり、ヨシケイに頼ってみたり...
色々な情報を読んでは、実験をして、あがきまくった。
しかし、お金を出して時間を捻出しても、なぜか、満足しない。必死になればなるほど、虚しさが増していく。
ついには、もし子どもがいなかったら。なんて思いが脳裏を掠めるようになってしまいました。
そうこうしているうちに、子どもは8才。
夫の転勤もあり、私の仕事が変わって
夫もよく手伝ってくれ、少しづつ環境は改善していきました。
しかし私の心は、満たされない。
ここで、ようやく気がつきます。
「ああ、私。この辛さを、全部、人と環境のせいにして生きてきた」
この考えに至るには紆余曲折ありました。そして、その後は、そんな自分がいやでいやでしょうが無くなりました。しかし、そんな自分を受け入れていこう。そう思わせてくれる1冊の本に出会い状況が改善していきました。
西加奈子さん著 「サラバ!」です。
それは自己啓発本ではなく、小説でした。
その後、藤井風の音楽に出逢います。
共通することは、依どころは自分ということ。