テニスを教えない、テニス部の先生
「恩師」と呼べる先生はいない。
それは別に先生が悪いわけではなく、自分が先生とよく話すような生徒ではなかったし、手のかかる生徒でもなかったから、先生との思い出深いエピソードが特にない、という意味である。
今まで僕と関わった先生に、「思い出深い生徒はいますか?」と聞いて回っても、きっと自分の名前は挙がらないと思う。
教員生活を何年も送っている先生にとって「生徒」は何百・何千人といるわけで、自分なんてOne of themに過ぎないけれど、生徒にとっての先生はそれほど多くな