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わずか数分で相手に「欲しい」と思わせる脳内物質とは あなたのnoteが欲しくなる秘訣
商いの基本は、あなたが提供する価値に対し、相手が欲しいと思ってくれること、このことは皆さんご存じだと思います。
言いかえれば、相手目線でニーズを把握できれば、それに見合う価値を提供すればいいだけ、ということですね。
言うは易く行うは難しですが。
あなたが提供する価値についてどれほど言葉を尽くしても、相手の欲しい気持ちを引き出せなければ徒労に終わってしまいます。
なので、先ずは相手の欲しい気持ちにフォーカスしてみましょう。
神経科学(ニューロサイエンス)の知見を活用し、購買者の脳の働きや行動心理に基づいてセールスやマーケティングを最適化する手法として、「ニューロセリング(Neuro-Selling)」というものがあります。
ニューロセリングは、顧客の脳の働きを理解し、自然に「欲しい」と思わせる手法で、人間の意思決定プロセスを理解し、感情や直感に訴えることで、より効果的な販売戦略を構築できる、というものです。
ニューロセリングの主なポイント
感情が購買行動を左右する
人は合理的に判断しているように見えて、実際は本能や感情に大きく左右されています。
ストーリーテリングやビジュアル要素を活用することで、顧客の共感を引き出せます。「痛みを避ける」心理を利用する
人間は得をすることよりも「損をしたくない」という心理が強い傾向にあります。
「この商品を使えば〇〇のストレスから解放される」といった伝えかたが有効です。ミラーニューロンの活用
人は他者の行動を無意識に真似する性質があります。
顧客が共感できる成功事例やユーザーの声を前面に出すことで、購買意欲を高められます。視覚情報が最優先
人間の脳はテキストよりもビジュアル情報を素早く処理します。
魅力的なデザイン、色彩心理、動画を活用すると、より効果的に印象を残せます。「決断の負担」を減らす
選択肢が多すぎると、逆に購買意欲が下がることがあります。
シンプルなプランや「おすすめ」を明示することで、顧客の迷いを減らせます。
ニューロセリングを活用するメリット
成約率の向上
顧客の信頼感を獲得しやすい
広告やセールストークの効果が最大化
ニューロセリングは、営業やマーケティングだけでなく、ECサイトやランディングページの最適化にも応用できます。
うまくいけば、「よく分からないけれど、○○さんの言うことだから買おうかな。」といったことも可能になります。
起業や副業を考えるかたにとっても、有効な販売戦略のひとつといえるでしょう。
ニューロセリングの具体例と実践方法
1.顧客の悩みを解決するストーリーテリングで共感を引き出す
事例:Appleのプレゼン戦略
Appleの製品発表会では、スペックや機能の説明だけでなく、ユーザーがその製品を使って「どんな素晴らしい体験ができるか」をストーリー仕立てで語ります。
実践方法
商品・サービスを単なる「モノ」としてではなく、顧客の悩みを解決する「物語」として伝える。
顧客自身がそのストーリーの主人公になれるような表現を使う。
NG例:「このスマホはバッテリーが長持ちします。」
OK例:「1日中外出していても、バッテリー切れの心配はありません。」
2. 限定性・希少性を強調して「損失回避」を活用する
事例:Amazonの「残り○点」表示
Amazonは商品ページに「残り○点」と在庫数を表示することで、「今買わないと手に入らないかも」という心理を刺激し、購買を促します。
実践方法
「今すぐ行動しないと損をする」と感じさせるメッセージを使う。
例:「特別価格は今週末まで!」
例:「先着100名限定で特典付き!」
カウントダウンタイマーを利用し、限定感を演出する。
3.人のふり見て我がミラーニューロンを刺激する
事例:SNSの口コミ活用
InstagramやYouTubeで、実際のユーザーが製品を使っている様子をシェアすると、それを見た人は「自分も試してみたい」と感じやすくなります。
うちの子なんて、そういう動画を見た次の日は決まって出てきたお菓子を買ってくれ、と言ってきます。思うつぼだ。
実践方法
顧客の口コミや体験談を積極的に掲載する。
SNSでインフルエンサーや既存ユーザーに実際に使ってもらい、その様子を投稿してもらう。
「他の人もやっている」という社会的証明を活用する。
例:「〇〇人がこのサービスを利用しています!」
4.ときめく色味で視覚情報を最大限に活用
事例:マクドナルドのメニュー写真
マクドナルドでは、メニューの写真をできるだけ美味しそうに見せることで、視覚的な刺激を最大限に活用しています。
ケチャップやマスタードのあの色味と見た目は食欲をそそりますね。
実践方法
商品画像や動画を使って、魅力を伝える。
色彩心理を活用する。
赤やオレンジは食欲を刺激(飲食系に最適)。
青は信頼感を与える(金融やコンサル系に最適)。
シンプルで分かりやすいデザインにする(情報を詰め込みすぎない)。
5.お得なお試しでまず「決断の負担」を減らす
事例:Netflixの無料トライアル
Netflixは「最初の1か月は無料」とすることで、ユーザーが申し込みやすい環境を作っています。
松竹梅で「竹」を選ぶのは迷うのが面倒だからなんですね。
実践方法
「無料お試し」や「返品保証」を提供し、リスクを感じさせない。
選択肢を3つ以内に絞る(多すぎると決断できない)。
例:「プランA:月額1000円、プランB:月額2000円(人気No.1)、プランC:月額3000円」
「おすすめ」を明示する(迷ったときに決めやすい)。
ニューロセリングで注目される脳内物質とはなにか?
それはオキシトシン(Oxytocin)です。
オキシトシンは「信頼ホルモン」や「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ニューロセリングにおいて重要な役割を果たします。
この物質は信頼関係の構築や親密感の形成に関与し、短時間で顧客との信頼関係を築くことを目的とするニューロセリングの中核をなす要素となっています。
ポイントは「信頼と共感を生む」です。
オキシトシンの分泌を促すことで、顧客との間に迅速に信頼関係を構築し、セールスの成功率を高めることができます。
ニューロセリングの手法は、この脳内物質の働きを活用して、より効果的な営業活動を行うことを目指しています。
このオキシトシンを活用したセールス手法は、たとえばこんな感じです。
ストーリーテリングを活用
「この製品は、かつて創業者が家族のために開発したものです。」→創業者の家族に対する愛情が見る者の共感を生み、オキシトシンが分泌される。顧客との絆を強調
「今回はあなただけの特別なご案内です。」→パーソナライズされたメッセージを用いて、親しみを持ってもらう。リアルな体験を共有
ユーザーや従業員などの使用感やエピソードなどを動画やブログなどで発信する。
ちなみに、よく耳にするドーパミンやアドレナリンなども相手の欲しいを引き出すために有効です。
ドーパミン(Dopamine)
ドーパミンは「快楽」や「報酬」を司る脳内物質です。
何かを期待し、それが実現したときに分泌されます。
「今だけ!」とか「限定10個!」など限定キャンペーンを打ち出すと、その希少性が期待感を生み出し、ドーパミンが分泌されます。
「これを手に入れれば、あなたの生活が変わります!」といった未来の報酬をイメージさせることも有効です。アドレナリン(Adrenaline)
アドレナリンは「興奮」や「緊張」に関わる脳内物質です。
スリルやリスクを感じたときに分泌されます。
「残り3時間!今すぐお買い求めください!」と即決を促すと、アドレナリンが放出されます。
おわりに
ニューロセリングという売り手側の手法について書いてみました。
このnoteの内容を参考に、色んなかたが書いている有料noteを見てみると、売れるnote売れないnoteが段々分かってくると思います。
売れるnoteか、買いたいnoteか。
あなたが持つ価値を届けられるnoteが作れますように。
そして、あなたの役に立つnoteが見つかりますように。
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