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最近チタン案件が多いので、業界の未来を真剣に考えてみた
こんにちは、中村稔です。最近、仕事でチタン関連の案件が立て続けに舞い込んできて、「おや?」と思っていたんです。そこで今回は、この機会にチタン業界の未来について、ちょっと真面目に考えてみました。
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なぜチタン案件が増えているのか?
正直、最初は「単なる偶然かな」と思っていたんです。でも、よくよく調べてみると、どうやらこれは偶然じゃないらしい。
1. 航空機産業の回復
2. 自動車の軽量化ニーズ
3. 医療機器の需要増
4. そして、なんとiPhoneにも採用!
そう、最新のiPhone 16 Proシリーズで、チタンフレームが採用されたんです。これには私も驚きました。「へえ、アップルもチタンに目をつけたか」って。
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チタンって、実は身近な存在
「チタン」って聞くと、なんだか難しそうで縁遠い感じがしますよね。実は私も最初はそう思っていました。でも案件を通じて知ったのは、意外と身近なところで使われているってこと。
高級な自転車のフレーム
ゴルフクラブのヘッド
眼鏡フレーム
歯科インプラント
そして今や、ポケットの中のスマホにも
特にiPhoneへの採用は大きいですよね。世界中の人が使うスマホに使われるということは、チタンの認知度が一気に上がるはず。「チタン、カッコいい!」なんて声が聞こえてきそうです(笑)
iPhoneが示す未来-軽量化と高級感の両立
アップルがチタンを選んだ理由、考えてみました。
1. 軽量性-アルミニウムより強くて軽い
2. 耐久性-傷つきにくく、長持ち
3. 高級感-独特の質感が高級感を演出
これって、未来のモノづくりのトレンドを示しているような気がしませんか?
軽くて丈夫で、それでいてカッコいい。こんな特性を持つチタンは、これからもっと身近な存在になっていくかもしれません。
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未来のチタン利用-宇宙時代の到来?
さて、こんな風に需要が伸びているチタン。30年後はどうなっているでしょう?
ある市場調査によると、世界のチタン市場は年平均4.7%で成長するんだとか。30年後には現在の4倍以上になるって予測もあります。
「えっ、そんなに?」って思いますよね。でも考えてみてください。
1. 宇宙開発の本格化
2. 電気自動車のさらなる普及
3. 高齢化社会での医療ニーズ
4. そして、スマホを超える新デバイスの登場?
特に宇宙開発には期待大です。最近、民間企業の宇宙ビジネスが活発化していますよね。もしかしたら30年後、「宇宙旅行に行ってきました」なんて話が当たり前になっているかも。そうなれば、チタンの需要も跳ね上がるでしょうね。
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日本の強み-ものづくりの技術
ここで気になるのが、日本の立ち位置です。正直、楽観はできません。中国やロシアといった強豪国がいるからです。でも、日本には「ものづくりの技術」があります。高品質で信頼性の高い製品を作る力。これは簡単には真似できません。 例えば、航空機エンジンのブレード。これって、0.1mmの誤差も許されないんです。こんな精密な加工、日本の技術者なら「朝飯前」って顔して作っちゃうんですよね(笑)
iPhoneのチタンフレームだって、日本の技術が活かされているかもしれません。そう考えると、なんだかワクワクしてきませんか?
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技術革新-3Dプリンティングの可能性
30年後、チタンの製造方法も大きく変わっているかもしれません。その最有力候補が3Dプリンティング技術です。実は今、NEDOという国の研究機関が中心になって、チタンの3Dプリント技術の開発を進めているんです。これが実用化されれば、複雑な形状の部品も一気に作れるようになります。想像してみてください。宇宙船の部品を、宇宙ステーションで3Dプリントする未来を。あるいは、自分専用にカスタマイズしたチタン製スマホケースを、家で簡単に作れる日が来るかも。なんだかSFの世界みたいですよね(笑)
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環境問題への対応-避けて通れない課題
さて、ここで避けて通れないのが環境問題です。チタンの製造には大量のエネルギーを使うので、CO2排出量の削減が課題になっています。でも、チタン業界も黙っていません。例えば...
再生可能エネルギーの利用
リサイクル技術の向上
製造プロセスの効率化
こんな取り組みを進めています。
特にリサイクルは重要です。現在、チタンのリサイクル率は約30%。これを70%まで引き上げる計画があるんです。リサイクル技術がもっと進歩すれば、新しく掘り出す鉱石の量を減らせます。環境にもお財布にもやさしい、いいことづくめですよね。もしかしたら、将来はiPhoneをリサイクルしてチタンを取り出し、新しい製品に生まれ変わらせる。そんな循環型社会が実現するかもしれません。
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人材育成-若者よ、チタンに触れよう
ところで、こんな未来を支えるのは誰でしょうか?そう、若い世代です。でも、正直言って今のチタン業界、あまりキラキラしたイメージはありません。でも、本当はすごくクリエイティブな仕事なんです。例えば、新しい合金の開発。これって、料理人が新しいレシピを考えるのと似ています。いろんな元素を組み合わせて、新しい特性を持つ合金を作り出す。ロマンがありますよね。だから私は提案します。学校でもっとチタンについて教えてほしい。チタンを使った実験とか、面白いと思いませんか?子供たちが「将来はチタンの研究をしたい!」なんて言い出したら、それこそ未来は明るいですよ(笑)
最後に-チタンが拓く未来
30年後、チタンはもっと私たちの生活に密着しているかもしれません。宇宙に行くときも、病気を治すときも、そして日々の生活の中で触れるスマートデバイスにも、きっとチタンが活躍しているはずです。そんな未来を作るのは、今を生きる私たちです。チタン業界に限らず、どんな分野でも、技術を磨き、環境を考え、次の世代を育てる。そんな努力の積み重ねが、明るい未来につながるんじゃないでしょうか。
さあ、みなさんも一緒に、チタンが拓く未来を想像してみませんか?チタン案件、これからもどんどん増えそうな予感がしています。楽しみですね!
中村稔でした!
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