うまく説明できない自分の体のこと-6
初めて「胸郭出口症候群」と診断されたのは、20代前半でした。
飲食店勤務時、鎖骨、肩、肘が痛くて動かなくなり、洋服の脱ぎ着も、物を持つこともできなくなりました。
今の仕事での体の使い方が災いし、元々の骨格ゆえ頸椎を圧迫していると。
リハビリに通い、たまたま暖かいシンガポールに遊びに行ったら、すっかり痛みがなくなり、その後、すっかり忘れていた元々の骨格。
再び胸郭出口症候群と向き合うときがやって来ました。
臀部の激痛が向き合わせてくれました。
お尻が痛く、座骨神経痛のような症状が出るのは、左の仙腸関節が開き気味で、右の梨状筋が張っているから
じゃ、なんで仙腸関節が開き気味なのかというと、頸椎をかばっているから。
頸椎が圧迫されているのは、胸郭出口症候群の影響では、とのこと。
つまり、
胸の前の空間が狭くなる
↓
呼吸しずらく、頸椎が前に出る体勢を取ってバランスを取ろうとする
ストレートネックになり、頸椎後ろ側が圧迫される
↓
胸前が開き気味になり、仙腸関節が開き気味になる
↓
梨状筋が張りやすくなる
↓
膝に負担がかかる
↓
かかとの内側が張る、腫れる
↓
毎回の関節炎の終焉は、このくるぶし内側が強烈に痛みます。
なるほど、そういう仕組みだったのか、、、
そして、頸椎に負担がかかるのを腕がカバーしようとするから、腕の腱鞘炎、テニス肘になりやすいという悪循環も。
痛くないのは頭と顔だけという、まさに全身激痛。
そのすべてが胸郭出口症候群から始まっているのかしら?
そして、仙腸関節の内側、つまり骨盤底筋群といわれる骨盤の内側の血行不良、血行障害によって、下腹部痛が起こっていることにも気が付きました。
ああ、長かった。
身体を痛みで旅した気分。
下腹部痛の原因として、これまで疑われた子宮頸がん、子宮体がん、子宮筋腫、大腸がんなどいずれも該当せず、骨格の不形成による血行不良、血行障害。
中医学だと
血滞=血の巡りが悪く、血液の流れが滞っている状態
気滞=気の巡りが悪く、気が滞っている状態
さらに、私は気虚=血を作りにくい体質もあり、
まさに、血液が作れない+血液不足+血液流れないという三大ピンチ状態。
はぁ、ここまで気が付くのに随分と年月を苦労を費やしました。
さて、巡らせます!