③粗大な心を整える
宮崎都城 ヨガスタジオリンデンの 畠山さきです。
私がお伝えするヨガは、カラダ・ココロを整えて本来の自分が持っている穏やかな状態に戻る方法です。
一言でいうと、心地よく暮らすための方法です。
5回に渡って、ヨガがどのように体と心に関与していくのかについてご紹介しております。
ヨガによる心地よさを、紐解いていきましょう。
🌿私たちを構成する5つの要素
私が学んだOMYOGAでは、
人は5つの要素で構成されているとしています。
ヨガのテクニックを用いてそれぞれの要素を調整しながら、自分にあう構成バランスを探求することで “ヨガある暮らし”を実現します。
1つ目:粗大な身体(自分の意志で直接動かせる肉体)
2つ目:微細な身体(自分の意志で直接動かしにくい肉体)
3つ目:粗大な心(自分の意志で直接動かせる心)
4つ目:微細な心(自分の意志で直接動かしにくい心)
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5つ目:神秘体(1〜4を取り巻いて相互に影響しあう)
ひとつずつご紹介していきます。
今日のテーマは3つ目の要素についてです。
🌿粗大な心(自分の意志で動かせる心)
目に見えない心は、非常に抽象的なものです。
胸の中にあるものか・・・
それとも脳にあるものか・・・
どんな形をしているのか・・・
はて。
実につかみどころのないものですね。
本題に入る前に、「心」を定義しておきましょう。
心=思考・感情・記憶
行動のベースになっているものです。
心理学では、顕在意識と潜在意識分けられています。
粗大な心は、自分でコントロールのできる
感情、思考、記憶をさします。
簡単に言うと、 自分で気が付いている気持ちです。
「食後のデザートがおいしかった時の喜び」や
「洗濯物を取り込むのが面倒だな」などの感情や思考です。
私たちは日頃から、粗大な心が受けた刺激によって、行動をおこしています。
🌿粗大な心を整えるには?
粗大な心を整えるのに有効なのは、思想・哲学です。
物事の見方を変えていくことで、いくらでも粗大な心は動かすことができます。
ヨガの思想や哲学はそれこそ幅広く、人生におけるテーマを扱っています。
学び方は、師から学ぶか、独学なら『ヨーガ・スートラ』などの教本か『マハーバーラタ』『ラーマーヤナ』『バガヴァッド・ギータ―』などの聖典があります。
ヨガの思想や哲学は
・人が苦しむのはなぜ?
・心地よく生きるためにすべきことは?
・避けたほうがよいことは?
など、暮らしに役立つことをシンプルに教えてくれます。
自分のなりたい姿を目指すための、思想や哲学を学ぶことで粗大な心は整います。
ここで、マザー・テレサの言葉をご紹介します。
思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。
-マザー・テレサ
思考は運命をつくるという名言です。
粗大な心を整えていけば、自ずと運命が整います。
未来を変えられるすばらしい力が私たちにはあるのですね。