④微細な心を整える
宮崎都城 ヨガスタジオリンデンの 畠山さきです。
私がお伝えするヨガは、カラダ・ココロを整えて本来の自分が持っている穏やかな状態に戻る方法です。
一言でいうと、心地よく暮らすための方法です。
5回に渡って、ヨガがどのように体と心に関与していくのかについてご紹介しております。
ヨガによる心地よさを、紐解いていきましょう。
🌿私たちを構成する5つの要素
私が学んだOMYOGAでは、
人は5つの要素で構成されているとしています。
ヨガのテクニックを用いてそれぞれの要素を調整しながら、自分にあう構成バランスを探求することで “ヨガある暮らし”を実現します。
1つ目:粗大な身体(自分の意志で直接動かせる肉体)
2つ目:微細な身体(自分の意志で直接動かしにくい肉体)
3つ目:粗大な心(自分の意志で直接動かせる心)
4つ目:微細な心(自分の意志で直接動かしにくい心)
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5つ目:神秘体(1〜4を取り巻いて相互に影響しあう)
ひとつずつご紹介していきます。
今日のテーマは4つ目の要素についてです。
🌿微細な心(自分の意志で動かしにくい心)
目に見えない心は、非常に抽象的なものです。
ここでは前の記事(③粗大な心編)同様に
心=思考・感情・記憶
と定義して進めていきます。
微細な心は、自分意志でコントロールすることが困難な
感情・思考・記憶をさします。
把握すらできていない気持ち です。
心理学では、潜在意識と呼びます。
実は、 私たちの行動は
・意識して行動したこと(顕在意識)3%
・無意識の行動(潜在意識)は97%
と言われています。
人生のほとんどが潜在意識(無意識)が、勝手に行なっているものなんですね。
例えばヨガ哲学を学び「誰も傷つけない生き方をする」と心がけても、家族に当たってしまったり、蚊を叩いてしまったりしますよね。
どんなに顕在意識で高みを目指しても、潜在意識も同じ気持ちでいないと、達成への道のりは遠そうです。
ということは、潜在意識(微細な心)を自分が目指す方向に書き換えていけば、思いは実現しやすいということでもあります。
🌿微細な心を整えるには?
微細な心を整えるのに有効なのは、瞑想です。
瞑想は、潜在意識に触れることが可能とされます。
潜在意識が現れやすい、つまり顕在意識が静まるときは、脳波がシータ波となるときです。これは、まどろんでいる状態であり、寝ている時とはまた違うのです。大人にとって、あえて作らないと得にくい時間ではないでしょうか。
このシータ波を自力で導くことができるのが、瞑想です。
瞑想にはさまざまな種類があるのですが、潜在意識を書き換えるにはイメージ瞑想が有効です。
方法はシンプルです。
ー潜在意識を書き換えるイメージ瞑想
①落ち着く
②実現したいイメージをする
なるべく自分がそこに存在するように、臨場感の高いイメージをするのが、最重要ポイントです。イメージの中で、五感を使い、音や匂いを想像してみると良いです。
人間には、臨場感の高い方を実現させようとする力が備わっています。(ホメオスタシス)
その力の働きを利用して、潜在意識を自分が望みを叶える方向へ書き換えることができるテクニックが、瞑想です。
とはいえ、瞑想って難しいんでしょう。という方は、まずは一緒にしてみましょう。極めるのは難しいですが、最初の一歩は簡単です。
そして、瞑想の方法はたくさんあります。
自分に合うものがきっと見つかりますので安心して欲しいし、ワクワクしていただけると嬉しいです。
微細な心を整え、自分の可能性を広げる瞑想を暮らしに役立てましょう。