見出し画像

レッドクラスは追い越し禁止?!

アシュタンガヨガの練習形態には、前回ご紹介したマイソールクラスと、
今回ご紹介する、レッドクラスがあります。

このクラスは、ティーチャーのカウントに合わせ、全員が一緒に練習を進めていきます。
とてもシンプルな練習方法です。

ちなみにレッドは赤という意味ではなく、リードLead(導く)の受け身形のLed、導かれるという意味。導かれるクラスです。

アシュタンガヨガのワークショップメニューでよく目にする、フルプライマリーレッドクラス。
スタジオのクラスメニューで目にする、ハーフプライマリーレッドクラス。

フルは、プライマリー(第1)シリーズのポーズ全てを順番通り、カウントに合わせ全員で練習します。ハーフは当然、その半分までです。

画像1

ポーズの正しい順番や呼吸数を確認したり覚えたりできる、大切なクラスです。
初めて間もない方は、空気感や全体の流れ、スピードに慣れながら、順番を覚えていけます。

ビギナークラスの中身がハーフプライマリーレッドクラスである場合も多いです、そこに解説を加えたり、ポーズを減らしたり。

すでに実践中の方は、日々の練習で自分のクセがどうしても付くので、人様のカウントに合わせることで練習を見つめ直し、決まっている呼吸数や動きなどを再確認できます。


ワークショップでは、このフルプライマリーレッドクラスに先生方のお話や質疑応答などが加わるメニューが多いです。

初めて間もない方にとっては参加しやすく、色々学べる盛り沢山なクラスであることは間違いないです。
練習に慣れている方にとっても、今一度自分の練習を見つめ直す大切な機会になると常々感じています。

画像2

指導者によって進め方が違うのも、レッドクラスの面白いところです。
順番や呼吸数が決まっているアシュタンガヨガですから、基本は同じですなんですが、進め方には先生それぞれの考え方や個性が出ます。

例えば、シンプルにサンスクリット語と英語でカウントのみを刻んでいく方もいれば、動きを細かく説明しながら進めていく方もいます。

そんなにアジャストを入れない方もいれば、常にアジャストをどなたかにしていく方もいます。

カウントもメトロノーム的に均一を目指す方もいれば、その場の生徒さんや空気感に合わせ微妙に速度を調整していく方もいます。

どれも正しいと思います。それぞれが自分に合うレッドクラスで練習すれば良いだけです。

ちなみに私は全て後者でレッドクラスを行っています。自分の先生方がそうだからです。

画像3

レッドクラスあるあるを言うと。
ついついカウントを追い抜いて、先へ先へと動く方が必ずいます。ボクもたまに追い越します。

レッドクラスは追い越し禁止です(笑)
折角の機会なので、できるだけ指導者のカウントに合わせて動いてみましょう。

一体感。グルーブ。エナジー。そして無心。
そんな目に見えない色んなモノを体験できることも多いクラスです。

さぁ、みんなでレッドクラスへ行こう!




☆ 英語版はコチラをクリック! ☆




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?