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優しさの中で育まれる「笑顔を運ぶ存在」

少し前の話ですが
私の隣のクラスにいた知的障害の子(A君)
との思い出を少し書かせてください。


私が幼稚園教諭としてクラス担任をしていた時の話、

わたしは給食中にパスタの入ったお皿を手に持ちながら、クラスの子どもたちに注意をしていました。

頭に血が上るほど子どもたちに怒っていた私。
わたしも真剣。
クラスの子も真剣。

そんな中、

隣のクラスのA君が私のお皿に入っているパスタを手づかみで取って食べて逃げた。
という出来事がありました。

A君は全速力で逃げ
振り返りパスタを手で口に入れ
『してやったり』の顔をしている姿を私たちに見せつけました。

私たちやその周りの人たちが大笑いをしている姿を見て 
いたずら成功!!という晴々した顔でA君はとてもご機嫌でした。

彼は言葉は話せないけど、
雰囲気を察したり、人の言っていることは理解できて、

また、誰かが怒られている 
という空気が好きではないと思います。

A君は愛嬌があり、みんなからとても可愛がられていました。

彼がいるとみんながひとつ我慢して、でもその我慢は嫌な我慢ではなく、
自然と笑みが溢れるとわかっている我慢。

その子を大人ひとりで見るのは大変だけれども、クラスの子も先生もみんなで見守る
優しい空間が流れる存在でした。

あれから何年か経っていて、
彼は今、14歳くらい。
どんなふうに成長して大きくなっているのかな。

隣のクラスの子でしたが、
今でもとてもよく覚えていて、
私は彼を思い出すとその『パスタ事件』を思い出し、
一人でクスッと笑っています^ - ^

周りの人たちはみんな彼が大好きで
彼もみんなが大好き!!

A君はその場にいる人に笑顔を運ぶ存在でした。

子どもが嫌いな人はいる。 
でも好きな人もたくさんいる。

発達に心配のある子を理解してくれない人はいる。
でも、
理解してくれる人もたくさんいる。

子どものことで悩んでいる人たちには
そう、理解してくれる人に心を向けられたらいいなと思います。

幼少期は、きちんと注意をしてくれる人も重要だけども
可愛いね。可愛いね と言われて 
甘えることができる大人の存在はとても大切だと私は思っています。

あなたのお子さんも、
これまでに周りにたくさんの笑顔を運んでくれて
またこれからも周りを笑顔にさせてくれるとても愛おしい存在だと思います。

最近、お子さんのいいところ見れていますか?

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さて、今回は

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心に余裕のないお母さんが
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だから安心して前に進んでほしい。
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MISATO    

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