10年ぶりにポケカにハマった話
インターネットから失礼します。
北沢よがです。
みなさん趣味ってありますか?
僕はあります。
ゲームやフィギュア集め、漫画だったりとインドアな趣味が多い中、またインドアな趣味が増えてしまいました。
それはポケモンカード。
増えたと言うより「再燃」したが正しいかもしれないです。
そんな僕のポケカ遍歴を一緒に辿っていきましょう。
初めてのポケカは海外版
父親がカナダ人だった影響で、カナダにいるいとこが日本に来る時のお土産としてポケモン関連のグッズをもらうことがよくありました。
日本のコンテンツなのに、リリース当初から海外でも大人気だったポケモン。なんだか誉れ高いです。
しかし、今でも英語がよくわかってない僕にとって、海外版のポケカはイラストの描かれたただの紙でしかありませんでした。
ハマることも、遊ぶこともなく、おもちゃ箱の肥やしになるだけで、ポケカにとってはなんとも切ない幕開けでした。
今思えば、初めてのポケモンも海外版の赤を遊んだりと、逆輸入パターンが非常に多いですね。これも父親がカナダ人であることが理由でしょうか。
ポケカのセカンドコンタクトは小学1年生
時が過ぎ、ポケカも進化していきます。
この頃より少し前にゲームボーイで「ポケモンカードGB」としてリリースされていました。当時実際に発売されていた拡張パックをゲーム内に収録し、自分で好きなようにデッキを組み、ポケカバトルができる夢のようなゲームです。
ポケモンカードGBのみで収録されているチート級のカードもあり、なかなかにやりごたえのあるゲームでした。
当時はこれを主に遊んでいたので、ポケモンカードとはこういうものという意識がありました。
そんなおり、新シリーズとして「ポケモンカードADV」がリリースされます。世代としてはドンピシャであるルビーサファイアからのカードが遊べるシリーズです。
当時は30枚デッキで構築されたハーフデッキが主流で、発売されていたデッキのほとんどが30枚デッキでした。
まだ子供で理解力のなかった僕でも楽しむことができる遊びやすさで、兄弟で熱中して遊んでいました。
熱中時代に誰も遊んでいなかったポケカ
ポケカのセカンドコンタクトからせっせとポケカ集めをしていた僕ですが、バトルはめっぽう弱かったです。
兄弟といくらやっても勝てずに泣いたり、日本語の読めない父親と無理やりバトルをして勝負にならなかったり、挙げ句の果てには1人2役でバトルをするなんとも寂しいことをしていました。
最終的にはカードを集めることに楽しみを覚え始めるようになりました。
PCGC(ポケモンカードゲームクラブ)という当時の会員制のサービスに加入したりしてプロモカードを集めたり、とにかくレアなカードを集めようと必死でした。
キラキラしたカードが手元にあるだけで所有欲が満たされていたので、これはこれで自分らしいポケカの楽しみ方をできていたのではないでしょうか。
しかし、思い返せば周りにポケモンカードをやってる友達は1人もおらず、周りはもっぱら遊戯王やデュエル・マスターズで遊んでいる子ばかりでした。
そうなれば、集めることだけが楽しみになっていくのは必然的です。
当時の子供としては相当な枚数を持っていたのではないかと思いますが、遊ぶ相手が居なかったために、タンスの肥やしになってしまっていました。
そのうちポケカにも飽きてしまい、月に一度は触れていたポケカも触らなくなり、おもちゃ屋やコンビニでカードを見つけても気に留めなくなってしまいました。
そもそも、当時のポケカはあんまり流行っていなかったんです。
雑居ビルでポケモンへの情熱に火がついた日
以前の記事で、僕はやっぱりピカチュウが大好きだと気付かされた出来事を綴っています。
そちらの内容を読みたい方は以下から読んでみてください。
この時になんで思い立ったかはわからないんですが、デッキを作って誰かとバトルしてみたいという衝動に駆られたんです。
ネットでものすごく調べて、初心者歓迎とか色々探しました。
そこで見つけたのが秋葉原の雑居ビルにあるカードショップです。
まず、実際に対戦しにいく前に現地調査をして、雰囲気を確かめながらここにするかを決めることにしました。
身内ノリ的なのは無いかとか、フレンドリーな感じとか色々偵察していくぐらいにはビビリでコミュ障なので、当時の僕にとってはかなりの大冒険でした。
結果的に僕の情熱に火をつけてくれるくらい良い場所でしたが、結局そのカードショップに行ったのも2、3回程度で、それ以降はめっきり行かなくなってしまいました。
それもそのはず、カードショップで対戦しても一度も勝つことができなかったからです。
情熱はあってもバトルで勝てないんじゃあ続かないもんです。
当時はそういう性格をしている僕だったからこそ「負けてもたのしい」なんて思っていたとしても口にできない程、プライドが高かったんです。
この時についた情熱は、ポケカへの情熱ではなく、ポケモンそのものへの情熱だったということなのでしょうか。
否、数ヶ月の短い期間の中でポケカに対して情熱を抱いていたことは事実。
この時の情熱が、10年後にまた燃え盛るなんて、この時は思ってもみませんでした。
突然高騰するポケカ
ポケモンカードをそんなに知らない人でも、ある程度インターネットをやっている人なら「リーリエ」というカードがメチャクチャに高騰したという事件を知っている人も多いかと思います。
この頃から現在に至り、ポケモンカード自体が入手しづらくなる現象が発生しました。
そもそもなぜこんなにカードが高騰したのか色々調べてみたところ以下の理由が挙げられました
ポケカは同じイラストを再録しない
リーリエ自体そもそも人気が高い
絵がめっちゃ可愛い
めっちゃレアなカードなので封入率が極端に少ない
コレクションとしての需要がめちゃくちゃ高まってきていた
上記の理由なのではないかと考えられます。
当時でさえ、7〜8万円で取引されていましたが今となっては数十万〜百数万円で取引されています。
この時からポケカバブルが始まり、ポケカをやらない人、集めない人がこぞってパックから出てくる宝物を目指し、ポケカを買い始める時代が始まったのです。
それは界隈にとって健全なことなのか、不健全なことなのかは分かりませんが、なんとなく初めてみたいと思った人たちにとってはなんとも敷居が高く感じたのではないでしょうか。
この頃はポケカに対しての情熱が冷めていた時代だったので、少し引いた目線でポケカを捉えていました。
でもまたいつかやりたいと思える存在でもありました。
その時の僕は機会を伺いながらポケモンセンターに行っては売り切れの札を眺めて帰るなんて生活をしていたこともあります。
なんとも悲しい。
そのうち僕は生活に終止符を打ち、完全にポケカと切り離された生活に身をおくことになりました。
妻がポケカの仕事をしてた
驚いた。
ひっくり返ったよ、カナダのいとこがなぜか知っていることにもっとひっくり返ったがね。
この時系列はポケカと切り離された生活が始まって1年後で、妻とお付き合いをはじめて数ヶ月がたった頃です。
「あたしポケカの小説書いてんの」
アタシ ポケカノ ショウセツ カイテンノ?
意味がわからなかった。ポケカの小説ってなに?本かなんかが出るの?ポケカにまつわる小説が意味がわからなすぎて、理解するのに数分かかりました。
多分知らない人にとってポケカの小説ってなんだと思うかもしれませんが、簡単にいうと、ポケカに収録されているカードイラストから生まれた物語を掲載するサイトに妻も参加していたのです。
妻の仕事が見れるとっても素敵なサイトです。みんなも見てね。
これを機に僕の生活にポケカが戻ってきました。
そこからしばらくはブックオフにいくたび、妻が自分の担当したカードを探して買いに行ったりするのを横目で見ながらジワジワと「ポケカしたい欲」が湧き上がってきます。
それからはカードショップやブックオフが独自で作っているオリパガチャで散財したりと近頃のカードを集めたりしていました。
そしてついに、2023年。
ポケカ完全復帰を果たしました!!
長かった。10年ぶりにポケカで遊んだ。超楽しい。負けても楽しい。全部楽しい。いろんな人を巻き込んでポケカ始めさせるのも超楽しい。会社でポケカ部作って取締役をボコボコにするのも超楽しい。全部楽しい。ポケカチャンネルでポケカ動画を見まくってルールをおさらいして、対戦動画を見るの超楽しい。ポケモンセンターでポケカグッズ漁る時めっちゃ楽しい。早く自分のデッキで知らない誰かと遊んでみたい。負けても勝っても楽しみたい。妻とポケカしてる時めっちゃ楽しい。妻からポケカしようと言われる時がめちゃくちゃ幸せで楽しい。楽しい。楽しい。すごく楽しい。
これが僕の頭の中の感情です。ポケカに支配された脳内です。
幸せそうでしょ?
ポケカってめっちゃ楽しいんです。
ポケモン本編も同様に楽しいですが、ポケカはまた違った楽しさがあります。
対戦で勝てることも、一緒に遊べることもどうしてこんなに楽しいのかは、少年時代に持ってなかったものを全て実現することが出来たからなのではないかと自己分析しています。
戦っても勝てなかったあの頃の自分、そもそも戦う相手がいなかったあの頃の自分。
今はそのどちらもある。そりゃ負けちゃう時もあるけれど、それも含めて全部楽しい。
妻や、友達を巻き込んでポケカをやるのも楽しいです。
友達の誕生日にポケカをプレゼントして一緒にやる約束をして、先日一緒に遊びました。
我が家に来るなりすぐにポケカバトルが始まり、夜中の3時までポケカをして、朝起きてドンブラザーズを一緒に見て、昼前から昼過ぎまでポケカで遊びました。
ポケカという共通言語のおかげで新しく入った会社でポケカが流行りそうになりました。(みんな忙しくて流行んなかった)
流行りそうになった時に会社でポケカ部を設立して、取締役とポケカバトルしてボコボコにしたりして、楽しかったです。
この頃からポケカ公式チャンネルを見始め、ルールをおさらいしたり、ポケカの構築のコツを勉強したり、対戦動画を見ながらゲームの流れを覚えたりしました。
そしてポケモンセンターがこれまでよりも、もっと楽しい場所に変わりました。
ポケカグッズを漁ったり、時々拡張パックを箱で買ったり、ポケカステーションで妻とポケカバトルしたりしました。
何より妻からポケカをしようと誘われるのがすごく嬉しい。
どんなに眠くても眠たい目をこすりながらポケカを始めると、終わった後には「もういっぽん!」と言わんばかりにすぐに次の対戦を始めてしまいます。
僕からやろうという時ももちろんあるし、その時は快くポケカバトルを受けてくれます。愛してます。
これからは会ったことのない誰かとポケカを楽しみたい。
色々勉強させてもらいたい。
ポケカを通じていろんな人と仲良くなりたい。
2023年はポケカの年にしたい。
僕の金が溶けるよ
とはいうものの、ポケカってお金のかかる娯楽です。
考えてみれば、ポケモンって以下のものが必要になります。
デッキ60枚
ダメージカウンター(通称ダメカン)
デッキシールド(スリーブとも呼ばれる)
ポケコイン
プレイマット(なくても良い)
各種マーカー
デッキケース
最低でもこれらがないと快適にポケカを遊ぶことは難しいでしょう。
デッキが増えれば増えるほどデッキシールドは欲しくなる必要になるし、新しい商品がリリースされたら絶対買いたい必要になります。
自分のデッキに足りないカードがあればカードショップやAmazonで買うこともあります。
僕がカードを買うところを友達に見られた時、ぽんぽんお金を使うので本気で心配されました。
もうすぐ誕生日になる僕に、ありがたいことに兄弟からプレゼントは何が良いか聞かれた時も、真っ先にポケカと答えました。
買えなくて困ると言われたので別のものをリクエストしました。
まだまだポケカ勢には世知辛い世の中ですが、今しか体験できないこのタームを楽しんでいきたいと思います。
まとめ
僕がこうして記事を書いている時も常にポケカのことを考えたりしてしまうほど熱中しています。
寝食を忘れるほどに寸暇を惜しんで今日もポケカをします。
もしここまで読んでくれた方の中で僕とポケカをしたいと思ってくれた方は是非是非僕のTwitterにご連絡ください。
すぐに飛んで遊びにいきます。
それではまたお目にかかります。