本当に理解がある人は、安易に発達障害なんて言わない
発達障害という言葉が広がって、ここ数年でかなり多くの人に認知されるようになりましたね。
とはいえ、まだまだ本当の意味で理解している人は少ない印象だし、子どもの表面的な行動だけを見て安易に自己判断したり、素人があーだこーだ言うのは危ないなーと思います。
発達障害の定義
発達障害に明確な定義はありません。
血液検査で数値が○○だったらとか、
△△というウイルスが見つかったからとか、
これとこれの検査に当てはまったらとか、
発達心理検査もひとつの参考資料であって、
問診や検査結果を見て専門医が総合的に判断します。
ADHD、ASDなんてカテゴリーで分けられているだけであって、それ自体には意味を持ちません。ひとりひとり特性も性格も違うわけだから。
投薬や書類の申請の際に、便宜上必要といったところ。
それより、どんな個性を持っていて、
それによってどんな困り事を抱えているか、
(これから起こりそうか)を明確にし、
好きなことや得意なことを伸ばしながら、
苦手なことは、工夫しながらできる方法を探す。
本当に理解がある人は、それを病気や
問題のある子として捉えるのではなく、
どうやったら楽しく充実した生活を送れるか、
どうやって寄り添ったらいいかを考える。
視点が違うんです。
これまでの日本の社会のように、
画一化された環境の中で、
他の子と同じように行動するのではなく、
その子のペースで成長できるように、
子どもに合った環境を整える方向に、
いかに意識を切り替えられるか。
そこが大きなポイントです。
診断をもらうこと
専門性があるかどうかの見分け方のひとつは、
幼少期からこれまでの成長過程を、
流れで聞いてくることだそうです。
目の前の行動だけを見て判断することは、
絶対にありません。
そもそも、発達特性というのは、
環境設定がうまく作られれば、障害でも何でもないんです。
社会生活において困難が生じることが問題なので、
そもそも社会に適応させるのではなくて、
自分が生きやすい環境を選んでいけばいいということ。
医学的な正式名称は、神経発達症と言います。
脳の特性を表す表現で、治療するものでもありません。
うちの子たちも、精神科の先生から発達障害と直接言われたことは無いんだよね…
上の子は癇癪すごいし、他動衝動もあるし、気分ムラもあって、不登校だしで精神手帳も申請してるくらいなので、診断もらってもおかしくないけど、
それくらい、診断名を伝えることは
センシティブなことでもあるし、
名前よりも、”これからどう子どもの成長に関わっていくかを考える”
ことの方が何百倍も大事なことだからです。
親と子どもが、特性を受け止められる準備が整ったときにちゃんと聞いたらいいんじゃないかなぁ。
『自分は自分らしく生きればいい』って、思えるときだね。
もちろん知的障がいを抱えていたり、
親が子どもが困っていることに気づかないこともあるので、
園や学校で指摘されて気になったり、モヤモヤするときは、かかりつけの先生でもいいので、医師に相談してみたらいいんじゃないかはと思います。
不安がなくなれば、まわりからなんと言われようと堂々としていればいいだけだからねー!
angie
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