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最近思うこと#19 分からなくてもいいことは実は山ほどある
「不幸」
あまり日常で使う言葉ではない。幸せではないことを意味する。不幸とは一体何と比較して不幸なのだろう。分からない。
「辛い」
「辛いという漢字に一筆足したら幸せになるよ」というメッセージがあるが、どうやって一筆足すというのだろうか。それができる人は最初から幸せを手にしているだろう。
「幸せ」
幸せの意味について考えることはきっとよくある。「幸せになりたい」とか言うけど、幸せって一体なんだろうか。辞書で調べてみた。
「1 運がよいこと。また、そのさま。幸福。 · 2 その人にとって望ましいこと。不満がないこと。また、そのさま。」こうある。
確かに幸せな状態かもしれない。だけど幸せってガムみたいに噛み続けたら味がなくなっていくものだ。人は欲が深いからずっと一番の幸せを探してしまう。
手放すことのできる人は最後まで何も選ぶことのできない人だ。マッチングアプリは「幸せを手にする」という現代の地獄から成り立つビジネスだ。
結局、幸せというのは恒久的に得られるような人生単位のものではなくて、一瞬湧き上がる幸せな瞬間が存在するかどうかでしかない。その状態をいかにして続けていくか、それだけだ。
底の空いたコップにどれだけの水を注ぎ続けられるか。そこから漏れる水の量以上の幸せを注ぎ続けなくてはいけない。それを死ぬまで。やってられっか。きっと愛も幸せと似たような形をしている。やってられっか。
仕事をしていない。
自分はいつまで経っても垢抜けないし、いつまで経っても社会からはみ出ていると自覚している。ちゃんと会社に属して出社しては、デスクに座ってやるべきことをやってはいるが、完全に自分が違う色をしていると思っている。
それはどこにいても同じで、仕事を終えるたびに自分は何もしていない、何もできていないと思ってしまう。でも手元の仕事のメモ帳をふと見ると、いかにも仕事をしてそうな仕様になっている。全然してないのに。
ということはつまり、周りの人もそんなものなのかもしれない。仕事をしてそうな演技が上手くて、忙しいフリが上手くなっていくだけで、やっていることはそれほど変わらないのかもしれない。
「できることをただやっているだけ」それが何重にも重なると周りからは「仕事ができる人」に見えるのかも。
未来は今の積み重ね。そういうことにしておこう。