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阪神百貨店で古書の市が開催されている、という情報をツィッターで知り行ってきた。一年前まで自転車で梅田にいける場所に住んでいたが、今は電車に乗らないといけない。自転車で無理やり行こうと思えば行けんことはないが、この暑さではさすがに無理だ。電車賃払ってまで行くのもな、ということになり梅田に行く頻度は減った。前期は週に一度梅田で乗換えをする日があったが、いつも疲れてヘロヘロだったから、ただ乗り換えるだけで、どこにも寄れなかった。晩飯のために吉野家に寄ったくらい。かつては梅田界隈に何軒か古本屋があって、それらがとりあえず立ち寄る先だった。家で息がつまったら自転車で出かけ、何軒か回った。そういう店が減り、どこにも寄れる場所がなくなってしまった。なじみだったはずの梅田がどんどん縁遠い町になっていく。外食する金もないからそういう用途で行く機会もほとんどないし。まぁ年に一回、旧友が来た時とかくらいか。そんな中、古書の市は魅力的な目的地だった。現在、夏休み期間で家にいる時間が長いが、家の状況が良くなくどこかに逃げたくて仕方がないのだが、逃げ場所が本当にどこにもないのだ。金があればカフェとか行くのだろうけどそんな無駄遣いをする余裕はない。今住んでる所は近くに図書館もない。たまらない。で、さっき古書の市に行ってきた。玄関をでて30分くらいで梅田にはつく。近所に買い物行くときと同じサンダル履きで行ってしまったが、靴くらい履いていくべきだった。歩ける範囲が狭まってしまう。とりあえず、現場に直行。同じ催し物フロアでは、ウルトラマンフェアもやっていた。自分の知らないウルトラマンの人形が並んでいて、親子連れが結構来ていた。古書の市はワンフロアの3分の1くらいか。何冊か買おうかと思った文庫本はあったが、買っても当分読まない気がして買わなかった。40になった頃に、将来も貧乏なままであることがほぼ確定し、本を抱えて生きていくのは無理だと考え、処分するようになった。段ボール何冊かは古本屋に売った。今回、その時売ってしまってちょっと後悔した本も並んでいたが、また買うのはバカバカしくてやめた。本の処分を始める前は、今読まない本でもとりあえずひっかかったものは買う、という感じで、それはそれでよかったと思うのだけど、もうそれはできない。だから古本屋にたまに行っても、ほとんど買わないことになってしまっている。必要な本は通販で買う。というわけで収穫は何もなかったが楽しかった。サンダルだし足も痛くなり、少し座って休みたくなった。クーラーのある場所で座りたいと思ったが、そんな場所は金を出さないとどこにもないのが梅田だ。インバウンドが増えて少しベンチもできたエリアもあるが、それは屋外だからちょっと辛い。駅前ビル地下に座れる自動販売機売り場があるが、そこまで歩くのが面倒で結局帰ることにした。阪急梅田駅コンコースには6つくらい椅子があるのだが、それは当然埋まっていた。本を読んでいる人、座り寝をしている人、スマホ見ている人。もっとベンチを。ユニクロと紀伊国屋にちらっと寄って、諦めて帰る。電車賃もったいなかったが、まぁ仕方がない。お盆も過ぎたし、明日から非常勤先の図書館にでも通おうか、電車賃がもったいないか、どうしようか、と思案中。