月収230円のブログを「本業」、月収35万円の仕事を「副業」と呼ぶことにした。
私は、とことん気が滅入っていた。
6日間の年末年始休みで、大掃除してはブログを書き、家族と焼き肉を食べてはブログを書き、友達と寿司を食べてはブログを書き、
満喫のブロガー生活を6日間も送った末に、「会社員」という現実に戻ったからだ。
今の仕事は、嫌いじゃない。
まだ入社して1年だから分からないこともいっぱいあるし、たまに周囲の同僚や先輩が何を言っているのか分からないこともあるけど、
それでもみんな人が良くて、残業も少ないし、在宅する環境も整っていて、給料にも不満はない。
じゃあ、なぜ気が滅入るのか。
それはきっと、今の仕事が「本当にやりたいこと」ではないと分かっていながら、
それが「本業」であり、社会人としての自分の「アイデンティティ」であり、私の生活を支えている「収入源」であるからだ。
「本来、頑張るべき場所」である今の「本業」で、頑張ることも、はたまた辞めることもできずに、私は正月明けからひたすらに悶々としているのだ。
すでに、2月になっていた。
ふと頭をよぎったのが、「自分のスキ」を仕事にして生きている同級生の友達。
彼女は、好きな「韓国語」と「教えること」を武器に、実家の一室を「教室」として開放し、生徒に韓国語とピアノを教えている。
近々「学研」のフランチャイジーとして、子供に国語・算数・英語まで教えるらしい。
電話の向こうで、楽しそうな声が弾んでいた。
「ブログを書いていること」は、普段あまり友達に話さないけど、そんな彼女の明るい声を聞いて、思いきって現状を相談してみた。
「ブログで稼げるようになって、それが仕事になれば一番良いんだけどねえ」
返ってきたアドバイスは、これまた明るかった。
「じゃあ、今の仕事を『副業』にして、ブログを『本業』だと思えばいいんじゃない?気持ちの面でさ!」
想像もしていなかった、新しい発想だった。
ブログで稼げるのかどうかは別として、いま情熱を持って取り組んでいる「書く」ということを、
自分だけは「本業」として向き合っていけば良いのではないか。
そして、今の会社員としての仕事は、「本業」を続けていくための "生活費" であり "資金源" と考えれば良いのではないだろうか。
芸人の卵がバイトをいくつも掛け持ちしながら、夢に向かって挑戦する、あれと同じことだ。
そういう視点で現状を見つめなおしてみたら、実は私はすでに、
やりたいことを仕事にして生きているということに、気が付いたのだ。
そのたった一つの発想の転換で、不思議にも私の心は一気に晴れた。
だって、私はいま夢に向かって、
やりたいことをやって生きているのだから。
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