小学生向け　読書感想文　「金持ち父さん 貧乏父さん」著 ロバート・キヨサキ ※私の見解も含めて、小学生向けに分かりやすく紹介しています。

この本（ほん）のなかから、下（した）の２つのことをしょうかいしていくね。

①ラットレース
②資産（しさん）と負債（ふさい）

この本のおもしろいところは、子どものころから、お金の勉強（べんきょう）をしようというところ。
君(きみ)の小学校では、お金の授業（じゅぎょう）はやっているかな？おとうさん、おかあさんとどれだけお金についてはなしたことがある？お父さん、お母さんは何のためにはたらいているかな？
君がお金について学（まな）びたい、勉強したいと思うなら、この本はおすすめだよ。

①ラットレース

お金持ちはお金のために働（はたら）いていないんだ。これは逆（ぎゃく）に言うと、お金持ちじゃない人は、お金のためにはたらいているということ。この本では、それを「ラットレース」と呼（よ）んでいる。回し車（くるま）のなかで、クルクルと走（はし）るハムスターを見たことはあるかな？はしってもはしっても、はたらいてもはたらいても、まったく進まない、資産（しさん）がたまらないことを言ってるんだ。

世（よ）の中の多（おお）くの人がこのラットレースの罠（わな）にはまってしまっているんだ。服（ふく）やカバン、時計（とけい）、大きい家、かっこいい車、家族、これらを手にいれたいと思って、お金をだして買（か）う。買ってお金がなくなると、働きにでて、お金をかせぐ。かせいだお金でまた服を買うといった感じで、グルグルまわりつづけているから、「ラットレース」と呼んでいるんだ。

あれ？ちょっとまって。一つ知らない言葉（ことば）がでてきたね。資産（しさん）ってなんだ？

②資産（しさん）と負債（ふさい）

とても簡単（かんたん）に言ってしまうと、資産とは「君のお財布（さいふ）にお金をいれてくれるもの」なんだ。なんかとてもいいものな気がするよね（笑）

実際（じっさい）とてもいいものなんだ（笑）お金持ちはこの資産を持っている、集（あつ）めている人のことを言うんだよ。

逆（ぎゃく）にお金持ちじゃない人は負債（ふさい）のために働いている。資産を持とうとして、負債を集めてしまっているんだ。

ん？またよくわからない言葉がでてきたね。

負債とは「君のお財布からお金をとっていくもの」なんだ。これはまるで泥棒（どろぼう）みたいだね（笑）

負債を集めてしまうと、君のお財布から、どんどんお金がなくなっていくんだよ。なのに、何でお金持ちじゃない人は負債を集めてしまうんだろうか？

それは、資産と負債の違い（ちがい）をしらないまま大人になって、負債を資産だと思って集めてしまっているから。だから、君たちのように子どもころから、お金について、学ぶのが大事（だいじ）なんだ。

ここまでまとめると、

お金持ちの人　→　資産を集めている、持っている

お金持ちじゃない人　→　負債を集めている、持っている（負債を資産だと思って集めている）

じゃあ、資産ってなんなのさ、負債ってなんなんだと思うでしょ？

ここで簡単なクイズをしてみよう。一軒家（いっけんや）とよばれる「家」、お父さんが買った「車」は資産なのか、負債なのかどっちだと思う？答えを考（かんが）えてから、続（つづき）をみてね。

答えは、両方「負債」になるんだ。

なぜなら、「君のお財布からお金をとっていくもの」になるから。「家」は一度買ってしまうと、ローンの返済（へんさい）があったり、税金（ぜいきん）がかかったり、維持（いじ）・メンテナンスが必要（ひつよう）なんだ。例えば、家が古（ふる）くなると、お風呂（ふろ）がこわれたりする。なおすためには、お金がかかる。つまり、君のお財布からお金をとっていくもの、負債となるんだ。

「車」も同じだよ。買ったあとでも、こわれたり、修理（しゅうり）が必要になったりする。ガソリンも買わないといけないし、駐車場（ちゅうしゃじょう）もお金がかかるんだ。

どうだろう、答えはあっていたかな？

じゃあ、負債についてすこしわかったところで、だいじな資産はどういったものがあるのか、気になるよね。

資産には下のようなものがあるんだ。

ビジネス、株式（かぶしき）、債券（さいけん）、不動産（ふどうさん）、著作権（ちょさくけん）

いきなり、むずかしい言葉（ことば）がでてきたね。実際（じっさい）資産はこれだけじゃない、他にもたくさんあるんだ。もちろん今すぐこの言葉をわからなくてもいい。調べ（しらべ）なくてもいい。こういった「資産」、「負債」があることを知ることからはじめてほしいんだ、大人だって知らない人がいるくらいなんだから。

でも、君が本当（ほんとう）にお金持ちになりたい、お金について知りたいと思うなら、お金についての「言葉」について勉強することはとても大事（だいじ）だよ。知らなかったら、調べてもいい。だれかに聞いてみてもいい。調べたり、聞いたりして、自分なりに考えてみることが大事なんだ。

ここまでよんでくれてありがとう。この本のお話はまだまだつづきがあるんだ。もしきょうみがあったら、ぜひ本を買って、読んでみてね。この本を買って読んでみることは、長（なが）い目（め）でみれば、君の資産となるよ。

それではまた！

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