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小学生向け 読書感想文 「アメリカの高校生が読んでいる金融の教科書」その1 ※私の見解も含めて、小学生向けに分かりやすく紹介しています。


この本(ほん)のなかから、下(した)の2つのことをしょうかいしていくね。

①はじめに

②サブプライム問題(もんだい) 住宅(じゅうたく)バブルはなぜ起(お)きたのか

この本のおもしろいところは、金融(きんゆう)について大人(おとな)が目にするような難しい(むずかしい)ニュースを分かりやすく教えてくれているところ。言葉(ことば)は聞(き)いたことがあるけど、よく分(わ)かっていないことを説明(せつめい)してくれているんだ。君(きみ)もぜひ最後(さいご)まで読(よ)んでみてね。

それではハジマリハジマリ!

①はじめに

もし、君がこんな世界(せかい)にいたとしたらどうだろうか?

君は大人になって、会社(かいしゃ)に入って、働き(はたらき)はじめたとしよう。

最初(さいしょ)のお給料(きゅうりょう)をもらってすぐに、欲(ほ)しかった車(くるま)をローンで買いました。

※ ローン ・・・ お金を借(か)りて、後(あと)から少しずつ返す(かえす)約束(やくそく)のこと

この時(とき)、貯金(ちょきん)も全部(ぜんぶ)使って(つかって)しまいました。

次(つぎ)の日、会社に行くと、なんと会社(かいしゃ)が倒産(とうさん)することになったではありませんか!

さて、あなたは買ったばかりの車のローンをどうやって支払えば(しはらえば)いいのでしょうか?

「とりあえず、お父さん、お母さんから借りるしかない」と考(かんが)えながら、家へ帰る(かえる)と、何と二人(ふたり)とも会社をやめさせられたというではありませんか!特に(とくに)お父さんは真っ青(まっさお)な顔(かお)をしています。

少し前(まえ)に家を買う時に、ローンを組(く)んだのですが、その返済しなくちゃいけないお金がかなり高い(たかい)んです。でも3人とも仕事(しごと)がなくなってしまっては仕方(しかた)がありません。これからどうするか話しているうちに、「この家をいっそ売(う)ってしまおうか」という話になりました。そもそも3人が住(す)むには広(ひろ)すぎたのです。

そこで早速(さっそく)、この家を買ったときのお店(みせ)の人に電話(でんわ)してみると、「今、いろんな人から家を売りたいと言われています。でも買いたいというお客(きゃく)さんはいないんです。残念(ざんねん)ですが、3人の家は買うことはできません」と言われてしまいました。

また、3人でいい方法(ほうほう)がないか話していると、あなたの携帯電話(けいたいでんわ)が鳴(な)りました。車を買ったときのローン会社からでした。「貸したお金をすぐに返してほしい」というのです。この前までは、気軽(きがる)にお金を貸してくれていたのに、今は「返せ、返せ」と言ってくるのです。いったいどうしたのでしょうか?

「もしかしたら、この世界に何かまずいことが起きているんじゃないか」と思った(おもった)3人は、とりあえず銀行(ぎんこう)に預(あず)けていたお金を全部引き出して(ひきだして)、自分(じぶん)たちの手元(てもと)に置こう(おこう)と考えました。

ところが、銀行へ行ってみると、同じようなことを考えた人たちが、並んで(ならんで)いて、とりあえず、一番(いちばん)後ろ(うしろ)に並びましたが、いつまでたっても前に進み(すすみ)ません。

並んでいる人に話しかけてみると、どうやら、あなたの町(まち)のいくつかの会社が倒産(とうさん)して、多くの(おおくの)人がいきなり会社をやめさせられたようなんです!


こうしたことは、お金の流れ(ながれ)がストップすることで起(お)きるんです。

そもそも金融(きんゆう)とは、お金が余っている(あまっている)人から、お金を借りて使いたい人に融通(ゆうづう)するというお金の流れのことです。

今回(こんかい)のケースはいわゆる不景気(ふけいき)の物語です。ですが、こういったことは実際(じっさい)にこの世界で起きている出来事(できごと)なんです!

「サブプライムローン」というお給料をあまりもらっていない人たちのための住宅ローンがアメリカにありました。このローンが増(ふ)えていったことをきっかけに「バブル」がはじけた瞬間(しゅんかん)、世界中が不景気に巻き込まれ(まきこまれ)たのです。

その2

ここまでよんでくれてありがとう。この本のお話はまだまだつづきがあるんだ。「その2」では、「サブプライムローン」について話そうと思う。

それではまた!


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