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日々の生活で時間を止めることの大切さ
忙しい日常における時間
資本主義社会に生きる私たちは、前進すること・変化をすることが求められます。多くの方が、毎日を忙しく過ごしているかと思います。私自身も、
「時間は大切」
「情報のアップデートは大切」
「変化するために日々勉強・読書すること」
「次の挑戦へ向けトレーニング」
そんなことを考えながら毎日を過ごしています。
ただ、本当にそれだけでいいのか。今日はそんな話です。
時間を止めること
・山での時間は最近トレーニング中心。景色や植物を楽しむ時間は少ない。
・Audibleで本を早送りで聞いていること。
・隙間時間は常に読書や勉強をしていること。
最近、このような自分の行動に疑問を持っていました。
「時間を止めることも大切では」
「ゆっくり過ごすことも、時間を大切にしていることになるのでは」
正確には時間を止めることはできませんが、時間を止める手段の例です。
① 「写真」に残すこと
② 「言葉」に残すこと
③ 「記憶」に残すこと
ひとつひとつ説明してきます。
①「写真」で瞬間を永遠にすること
登山の時に、心に響いた瞬間を写真に残しています。
Kenichi Yoshikawa(@kenichi729) | Instagram
写真や絵画は瞬間を永遠にできる手頃な手段。
景色でだけではなく、自分・家族・仲間の姿を残しておくことができます。
その瞬間は二度と来ない。その瞬間を映像で残すこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1685703855637-icRsUuzmQ8.jpg?width=1200)
②「言葉」で情景や感情を永遠にすること
NHKドラマの影響などもあり、最近、短歌や俳句が流行っているようです。わたしも少し俳句の勉強を初めていますが、季語と言葉で情景やそのときの気持ちを五七五で表現する。制作に時間がかかる作業ですが、とても贅沢な時間だなと思います。
「言葉として瞬間を残す」
とても素敵な残し方だと思います。そして、日常が幸せになる手段。
③「記憶」に今の瞬間を焼き付けること
スマホがある現代、スマホを見ながら人と話したり、気持ちがスマホへいっていたりと。自分自身にも心当たりがあるので、反省しています。
「人と話すときは、相手の目や表情を見て話す」
「話している内容をしっかりと聞く」
「その場を楽しみ、その情景や表情を記憶に残す」
この「脳に記憶に残す」ことが、今、一番大切なことと思っています。
写真や言葉で瞬間を永遠に残すことができますが、家族や友人・同僚と過ごしている時間、その時間・瞬間をひとつひとつ記憶に残していくこと。
それは幸せへの答えのひとつであるように思います。
一緒にいる家族・友人・同僚との時間を大切に。
一緒に過ごす瞬間を記憶に残せて行けたら素敵な人生になると信じています。
最後に、多忙に関するセネカの言葉です。
多忙に過ごしている人間は、頭の中身が成長しないまま、何の覚悟も準備も整わぬうちに、老齢に不意打ちを食らわされます。なぜなら、彼らにとって年老いるのは思いもよらぬことだからです。日ごと老いが進んでいたとはつゆ知らず、あるとき、ふと気づくのです。たとえば、旅では会話や読書や考え事で気を紛らわしていると、知らないうちに目的地に着いていたということがありますが、まさにそれと同じで、人生という、止まることのない急行の旅も、本人が起きていようが眠っていようが、同じ速度で進行します。あれこれと忙しくしている人間ほど、終点に着くまで気づかないのです。