吉川賢一 / Kenichi Yoshikawa

マーケティング。趣味は,登山とランニング, 読書。哲学が好き。 2024TJAR,2022TJAR, 2023UTMB完走。   Instagramでは、日本の美しい山々を発信しています。 📧kenichi.729@gmail.com

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2024TJARを終えて思うこと

今思う私の幸せの定義前回2022TJARを完走した後、強く感じたことは「TJARはゴールではなく、人生においてはひとつのプロセス。人生のゴールは別のところにある」ということ。そして、今思う私の幸せの定義、人生のゴールとは「与えられた自分の能力・可能性をすべて生かしきること」。他人との比較や相対評価ではなく、自分に与えられた時間、肉体と頭脳、環境をすべて生かし、新しい自分と出会い続けること。 「2024年TJARでは新しい自分に会えたのか」 その振り返りをし、今後の人生の糧

    • 2024TJAR Day7 大浜海岸ゴール

      大浜通りへこのまま走り続ければ午前中にゴールできる。 “走り続ければ” 静岡駅のコンコースを抜け、大浜通りへ向かう。暑さで頭がぼーっとする。今回ゴールの位置が西に1km弱ずれているためいろいろなルートが考えられるものの一番知っている大浜通りで進むルートを選択しました。ただただ止まらないことを考え、走り続けました。真夏の正午の日差しは強い。信号待ちがもどかしい、少し休み、青になったと同時に走り出す。水分はすぐに奪われ、自動販売機でドリンクを補充しながら進む。 2年前の思い出の

      • 2024TJAR Day7 静岡ロード

        富士見峠へ日付が変わる頃、富士見峠へを登り始めました。この登りはなぜか好きな登り、淡々と登りました。途中、ほとんどの選手が使っているショートカットを今回初めて使ってみました。地図と実際の地形を確認しながら道をたどっていきました。それほど道に迷うことはありませんでしたが、予想よりも斜面がきつく長く感じました。早くロードに出たい気持ちでしたが、小さい頃の探検のような気分を味わえました。 そして、再びロードへ。 途中、どうしようもなく眠くなり、側道でそのまま倒れこむ。しばらくして、

        • 2024TJAR Day6 南アルプス下山

          茶臼小屋・南アルプス下山聖平小屋を出発し、上河内岳への最後の登り。雨風は依然として強い。一歩一歩登る。疲れや足の痛みがあるものの下山できるので安心感が全然違う。茶臼小屋の手前まで行くと雨風は弱くなり、手前のお花畑あたりで休憩。行動食をとり足のケア。そして、茶臼小屋へ。 茶臼小屋では今年もたくさんの人が迎えてくれました。少し話し、小屋での定例のサインそして、出発の際は3度の大きなけんちゃんコールで送ってくれました。 時間は昼の12時、そして白樺荘食堂の15:30ラストオーダー

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        2024TJARを終えて思うこと

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          2024TJAR Day6 南アルプス終盤

          赤石岳21時頃に荒川小屋を出発。 赤石岳への登りはそれほど苦手意識のない登り。ただ歩き始め、大聖寺平の先にあるはずの標柱がみつからない。そこで少し不安になる。ただ、道はあっている。慎重に道を確かめながら登り始めましたが、風が強く濃霧となってきたためわかりずらい。ヘッドランプで小さな印を探しながら登りしました。赤石岳のサーフェスは小石だらけ。そして、その映像はずっと変わらない。ヘッドライトで当てた部分の石がだんだんと顔に見えてくる。速く登りたいものの印を探すのに時間がかかりスピ

          2024TJAR Day6 南アルプス終盤

          2024TJAR Day5 南アルプス中盤

          深夜の三峰岳、そして熊野平へ2時間ほど睡眠。すぐに用意し、三峰岳へ向かいました。2,999mの三峰岳。きつい登りが続く山ですが、休んだ後の登りだったためそれほどきつく感じずに登頂できました。そして、山頂から熊ノ平方面をみるとヘッドライトが10個くらいみえ、孤独の仙塩尾根の終焉がみえてきました。熊ノ平への途中でも応援の方、登山者の方に会い、力をいただきました。熊ノ平小屋に到着した頃は夜明けとなり、多めに行動食をとりました。前回の反省をいかし、今回は無印良品の小分けお菓子で味のバ

          2024TJAR Day5 南アルプス中盤

          2024TJAR Day4 南アルプス序盤

          市野瀬市野瀬に着くと関選手が休憩中でした。関選手も眠気でなかなか進まなかったとのこと。到着していると思っていた青谷選手もまだ到着しておらず、皆んな市野瀬ロードで苦しんだようでした。 濡れたシェルター、ビビィ、レインなどを乾かし、そして、濡れてしまった千円札を一枚ずつ並べて乾かしました。そして、大事な睡眠。2-3時間寝るつもりでしたが、1時間で目が覚めました。カップラーメンと缶詰少し、そしてメイバランスを数本。隣の関選手は大量のレトルトを食べていました。フィジカルも胃も強い。

          2024TJAR Day4 南アルプス序盤

          2024TJAR Day4 市野瀬ロード

          中央アルプス下山-ロード旧ODSKでの屋根のある場所での睡眠を考えていたため、とても後ろ向きな気持ちでロードを進みました。すき家へ入店したのは4日目0:00手前。牛キムチ丼と豚汁。楽しみにしていたもののなかなか喉を通りませんでした。そして、一口食べるごとに強い眠気が襲ってきます。追い討ちをかけるように外は予期していなかった大雨。 眠気でパフォーマンスが下がるため、1-2時間は寝たいと思い、近くの公園へと向かいました。 ここから負のスパイラルの始まりです。 公園につき滑り台

          2024TJAR Day4 市野瀬ロード

          2024TJAR Day3 中央アルプス

          木曽ロード2日目も3時間ぐっすり睡眠。 起きると近くで駿谷選手が睡眠中でした。TJARは寝てる間に状況が変わるのも面白いところです。IBUKIを確認すると、関選手・青谷選手が遥か前方、たくさんの選手が前後にいました。当然ですが、みんな強い。 すぐに用意をして出発しました。しばらくして、小島選手と会い、しばし談笑。睡眠中の安田選手もみかけしました。 ここから境峠の登り。2022年大会は歩いた登りも、今回は走ることができ、成長を感じました。ダブルストックも調子がいい。 峠への登り

          2024TJAR Day3 中央アルプス

          2024TJAR Day2 北アルプス下山

          薬師峠出発3時間ぐっすり睡眠。ストックシェルターを開け、空を見上げると曇り空。 すぐに支度を済ませて出発。ストック1本の心のダメージは歩き出してすぐに感じました。0時過ぎにも関わらず、太郎平小屋には応援の方がいらっしゃいました。ありがたい応援。 黒部五郎岳の登りに差し掛かると、ヘッドライトが前方に2個、後ろにも何個か見える。電波が悪く、携帯をみる時間がもったいないので分かるのは、途中で会った前方の山本選手のみでした。登りにストックがないのは予想以上につらい。でもないものはない

          2024TJAR Day2 北アルプス下山

          2024TJAR Day1 北アルプス中盤

          五色ヶ原へ一ノ越を佐藤選手とほぼ同時に出発。 まずは龍王岳。人が少なくなるエリアですが、今回はたくさんの応援の方がいらっしゃいました。「InstagramやNOTEを読んでます」と言ってくださる方もたくさんいて嬉しかったです。足の疲れはあまりないものの佐藤選手の下りは速く、着いていくのがやっと。スピードがあえば一緒に進み、スピードが合わなければそれぞれで進む。 「Run your own race(2024TJAR Tシャツ)」 パックを組み、一緒に行くと精神的に楽ですが、ど

          2024TJAR Day1 北アルプス中盤

          2024TJAR Day1 北アルプス序盤

          Start-馬場島たくさんの応援の方々の花道のスタートを抜け、静寂のロードへ。 2022のときは浮足立っていたように感じますが、今回は気持ちは落ち着いたスタート。トップ集団は速く、マイペースを心掛けて走りました。 一本道になったところでスピードが合ったのは武末選手でした。自己紹介を交えながら楽しくジョグ。TJAR挑戦へのきっかけや想いなどお互い話しながら話しました。とても素敵な話をいただきました。おかげで28kmの距離が少し短く感じました。馬場島数km手前で佐藤選手、到着直前

          2024TJAR Day1 北アルプス序盤

          2024TJAR開会式-Start

          開会式いよいよ開会式。 TJARをテレビでみたときこの開会式はとても印象的で憧れでした。素晴らしい舞台に真剣な顔つきをした選手たち。その舞台に2度立てたことはとても感慨深いです。 魚津に住む会社の仲間も駆けつけてくれました。送り出してくれるたくさんの魚津の方々。 嬉しく、そして気持ちが引き締まります。 開会式が終わると、最後のブリーフィング。 委員長、実行委員会、スタッフの方々から詳細な説明。緊急時の連絡方法、CPでは大汝山、静岡駅コンコース、ゴールの場所など、詳しい説明が

          2024TJAR8月-魚津

          テーパリングレース前に重要なテーパリングとピーキング。近年レースにそれほど出場しておらず、ChatGPTの力を借りました。以下は一例ですが、プロンプトを工夫するといい感じのメニューがでてきます。あくまでも例ですが、参考になりました。何度も対話しました。 1週間前の8/4(日)には、お米を背負い、富士山へ。目的のひとつは高所への順応。もうひとつは、早月尾根の2,000m超アップを直前に体感しておくこと。下りは楽しく少し走り過ぎた感はありましたが、剱岳早月尾根の高度差もイメージ

          2024TJAR本戦抽選会-7月

          6/29抽選会当日選考会から抽選までの日も気を緩めずに計画した練習を淡々と継続。 そしていよいよ抽選会当日。 抽選に通ることも・通らないことも想定し、心 を落ち着かせていたように思います。 そして、抽選会が始まる16時。 娘の習い事の迎えと重なったため、娘と車のな かでした。 呼ばれていく名前。呼ばれない緊張。 20人が呼ばれそこに自分の名前はない。 そして、25番目に名前が呼ばれる。 娘と喜びを分かち合いました。 レースに出場する父が心配な娘は、落ちたほうがいいと常々

          2024TJAR本戦抽選会-7月

          2024TJAR選考会

          TJARエントリーにあたり、前回完走者はスタッフ参加することで最終抽選に進めるルール。今回スタッフとして参加しました。 1日目は緊急時対応、2日目は最終スイーパーが役割でした。尊敬するスタッフ・TJARの仲間たちとの二日間は多くの学びがありました。 ① TJAR実行委員会の行動・決断力  ・少ないマニュアルの中、各自の経験に基づ   く適切な判断。  ・TJARのコンセプト・文化の深い理解。  ・山岳経験に基づく技術・思考レベルの高さ。  ・意思決定、決断のプロセスの速さ、