自然を楽しみ共感すること
井川マウンテンマラソン
TJAR望月さんが、地元静岡市葵区井川で主催される井川マウンテンマラソンにお誘いいただき、ゲストとして参加させていただきました。
トレイルラン大会はしばらく出場する予定はありませんが、憧れのTJAR選手たちと一緒に過ごせること、レース最後に迎えてくれた井川・静岡、応援いただいた方々へ少しでも恩返しができればと思い参加させていただきました。
そして、興味深いのが大会コンセプトでした。
「順位を決めず、ペアでレースを進める」というルール。
大会を振り返りながら、そのコンセプトについて考えてみました。
自然を楽しむ手段としての大会
普段、トレイルラン大会を振り返るとき、順位や大会のきつさにフォーカスした感想が多いと思いますが、井川マウンテンマラソンを振り返ったときには、
「井川湖の船からみる山々がきれいだった」
「紅葉やトレイルの落ち葉がきれいだった」
「稜線からの南アルプスが最高だった」
「話が楽しくてレースじゃないみたいだった」
そんな、景色や紅葉やペアや仲間・スタッフとの会話にフォーカスされた感想が多いのではないかと思います。
大会に込められた想い
井川に向かう途中は、この大会にどのような想いが込められているのか分かりませんでしたが、参加させていただいた今、その想いが少し想像できます。
① トレイルランはより遠くに進めるスポーツ。 トレイルランを通し、井川の自然・歴史をたくさん見て、井川の良さを知ってほしい。
② 仲間とその良さを共感し、大切な思い出のひとつとしてほしい。
人間は、これまでの哲学的が教えてくれるように「自由」と「共感・承認」という、ときに反するものを求めます。この二つを同時に実現できる大会と感じました。
競技性も楽しみのひとつと思いますが、ときに立ち止まり、自然の良さ・走る喜び・人の温かさを改めて実感することも大切だと思います。
TJARで前人未到の偉業を達成され、想像のつかない苦悩もきっと経験され、そして、何より井川を愛されているからこその大会と感じました。とてもいい思い出ができました。
お勧めの大会です。