【UTMB Race】ゴールの先に感じたこと
レース翌日
完走した翌日、Mont-Blancの向かいにある山、Brevent2,525mへロープウェーで登りました。山頂からは、UTMBの前半のコース、そしてラストのセクションの山々が見えました。そして、美しいシャモニーの街とモンブラン。
初めてトレイルランの大会に出場したのが、2013年12月に父と出場した秩父の19kmの小さな大会。気づくと、10年の時が流れていました。
最大の夢だったTJARを2022年に完走し、もう一つの夢であったUTMBも遂に完走。終始体調がよく、100マイルが初めて楽しかったレース。
UTMBに挑戦・出場することで、
「世界の山々のスケールの大きさ」
「アクティビティが文化として根付いた
シャモニーの街とそれを楽しむ人々」
「世界は改めて広く、知らないことばかり
であること」
を体感・実感することができました。
ただ、とても嬉しいはずなのに、何か心にぽっかり穴が開いた感じ。
終わってしまい、少し寂しい気持ちでした。
そして、
「夢だったTJAR・UTMBをゴールしても、
人生は続く。ゴールではない」
当たり前のことですが、これが率直な感想でした。TJARのゴールの後にも感じたこと。
そして、浮かんできた想い
TJAR・UTMBのようなビックイベントは、大きな目標になります。
ただ、ゴールしても、それが人生のゴールではないのであれば、人生においてほかに大切なことがあるのではないか。
そこで浮き出てきた想い。逆説的ですが、
「普段の何でもない時間、余白の時間
の大切さ」
でした。
普段の家族との時間。走っている時間。
通勤しているときの時間。会社の時間。
友達と話している時間。読書の時間。
空をみて、草花をみている時間。
何もせず、ぼんやりしている時間。
普段の、その今の時間に集中すること。
「味わう」ことが大切ではないか。
との思いに至りました。
今は、この「味わう」という言葉を大切に
しています。
家族と話している時間を味わう。
ご飯を食べるとき、食べているものを味わう。
ワインを味わう。
今この瞬間、生きていることを味わう。
草花、自然を五感を味わう。
「今を楽しむ・大切にする」という意味が、
ようやく分かってきたように思います。
ひとつのことに集中し、それを味わうこと。
UTMBは世界の広さとともに、それを教えてくれました。
では、今後どう生きていくのか、新たな目標を作るのか。レースには今後も出場するのか。
それは、次回・次々回に書きたいと思います。
UTMBの記事は以上で終了です。
ご覧いただきありがとうございました。
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