ファッションの知るべき事実。古着や服を直して着るコトで平均51.5%もCO2排出が抑えられること
こんにちは、fituのプロダクトオーナーの神谷です。
今日はファッションを楽しんでいる人は知るべき耳の痛い話をします。
かくいう私もファッションを楽しむ側の人間です。その上で、私たちが知るべき事実を共有できればと思います。
まず下のレポートの一文をお読みください。
急にこんなコト言われてもピンとこないですよね?私もそうです。
ただ、ファッション業界が出している温室効果ガスってやたら多いんじゃない?ということはわかると思います。
正直、自分は他人事だと考えていました。
ただ、実際に昨今の異常気象(もはや異常という言葉の定義ではなく、通常かもしれません)を自分自身が体感し、IPCCなどのレポートや分析結果を見ると私たちが便益を受けている産業、普段の生活から出ている物質により起きている事象であることは明白だと感じるようになりました。
温暖化は人間が原因=IPCC報告 「人類への赤信号」と国連事務総長
レポート
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第 6 次評価報告書 第 1 作業部会報告書(自然科学的根拠) 政策決定者向け要約(SPM)の概要(ヘッドライン・ステートメント)
TRWレポートには続きとして
TRWでは、新しく服を作るコトと服をリペアするコトを比較して、環境に対するインパクトを定量的に示されていた。
比較条件:①②の比較
新しく服を作る
既存の製品をリペアして着る
調査対象:生産~流通~着用~廃棄までの一連のサイクル
製品のゆりかご~墓場までの影響
カテゴリー①(購入品、サービス)
カテゴリー④(上流輸送・流通)
カテゴリー⑤(業務で発生する廃棄物)
カテゴリー⑨(下流輸送、流通)
カテゴリー⑪(販売製品の使用)
カテゴリー⑫(販売製品の廃品処理)を対象ート
結論
レポートでは結論として、下記のように記されています。
GWPとは?
では私たちはどうするべきか?新品の服を買うコトを減らし、直して着るコトを増やす
では、私たちはどうするべきか?という点については、新品の服を買うコトを減らし、直して着るコトを増やす。やはりこれに尽きると思います。
新しい服を買うという手段の前に、手元にある服、2次流通に回っている服に少しでも目を向けることが大事だと感じます。
また、新しく服を買う際も自分の消費に意思を持ち、短期的なP/L的視点ではなく、製品ライフサイクルを意識したB/S視点での購入判断を意識できると先述した課題に対して、一人ひとりが向き合えると思います。
最後に、洋服を買う前に一度クローゼットを見てみてください。
服を購入する際に、一度クローゼットを見ることを意識してみてください。
着ていない服を直せないか?染めたら着れないか?
仮に新しく購入する金額と比較した際に、同額だとしても環境コストでいえば断然コスパがいいのが、直して着るコトです。
因みに、私もリペアや藍染めなど手元にある服を活用するコトを意識しています。
最後に営業トーク(笑)
私たちfituは、よりお直しを簡便的にできるサポートを消費者の方に向けて行い、もっとリペアが普及する努力を惜しまずやっていきたいと思います。
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