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【よびし通信no.24】縄ないちゃう、縄ぬいや


だんない おきばりやす

【縄ないちゃう、縄ぬいや】

 昨秋のこと、ひと抱えの藁をいただく機会があった。 しめ縄に鍋敷き、藁ぞうり…これで藁細工がいっぱい作れるやん! 楽しみすぎて心が弾んだ。藁にときめく なんて、米農家さんも呆れることだろう。


 どれどれ、YouTubeでも見て、サクッと作ってみようじゃないか。調べていくうちに、まず、藁から縄を作る 「縄ない」という作業を行うことがわかった。手でを藁をより合わせながら紐状にしていくらしい。 見よう見まねでやってみたが難しい。ずっと両手をすり合わせているのに縄にならない。
 困った時はテレフォンだ。某クイズ番組でも救いを求める解答者を何度も観た。 そうだ、あの人に掛けるしかない。「縄ないがやりたいんやけどな、できへんねん。 やり方わかる?」その問いに父は「縄ないちゃう、縄ぬいて言うんや」のひとこと。この後何度も縄ないと言ってしまい、その度に訂正された。肝心の縄ぬいは赤子の手をひねるようなものらしい。
 それでは、教えてもらおう。
①藁のスベ(下葉)を 外していく

②横づちでまんべんなく藁を叩く。しなやかで扱いやすくなり艶が出る。

③藁六本を取り一本だけで根本を縛り、根本をつま先で抑える。
④藁を三本ずつに分けて右手と左手に持つ。
⑤両手を合わせ、右手を前に滑らせながら2つ同時にねじる。霧吹きで手を濡らしておくとねじりやすい。
⑥ねじった二つの藁を時計回りにまわしてしねじる。
⑦⑤~⑥を繰り返す。 藁が短くなってきたら、新しい藁を足して一緒にねじっていく。


⑧最後は③と同様に一本の藁だけで縛る。
⑨仕上げに縄からはみ出た藁を切って整える。このやり方で藁三十本が三束あれば立派なしめ縄飾りに。藁二十本と二束でクリスマスリースにもできる。

 動画を見ただけでは身につかない、継承されてきた技術を目の当たりにした。習得できたらどんなに素晴らしいだろう。一筋縄では行かないが、今年も学べるチャンスがある(10月8日・12月3日 ワークショップ開催します)。

多賀のお母さんから学ぶ 食の知恵と技


【小豆入り玄米ご飯の五平餅】


https://note.com/yobishitaga/n/nbba99a16361f


【きのこの調理法】 


 山菜の調理方法で初めて知ったのが、二杯酢でいただくこと。この春、初めてワラビを二杯酢でいただく美味しさに出会いました。なんと、きのこ類も二杯酢でいただくと聞き驚きました。
 代々母親から教えてもらっている、食べられると聞いているきのこを採ってきて食べます。
 きのこは採ってきたら一晩塩水に浸けます。この塩水はなめるとかなり塩辛いです。塩水につけると、傘の裏から虫が出てきます。 茹でて三杯酢に漬けるか、 おつゆに入れて食べます。
 

「キーボン・ボーズマッタケ」

裏が切れているのが特徴。二杯酢で食べるほか、 醤油と酢で炊きます。

「クサビダケ」

 杉の切り株の根本に出るマイタケのような白いきのこ。ガンになるので食べたらあかんと最近言われるようになりました。

「松茸」

新しいのはそのまま調理します。 虫食い は一晩水に浸けてから調理します。

「シイタケ」

大 きくなったシイタケは酢と醤油を入れて炊くか、二杯酢で食べる。

(素人判断で採ってきたキノコは食べな いでくださいね)



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