イタドリのけだしは慎重にしっかりと!
よびし通信no.21にイタドリのきんぴらレシピを書きましたが、何度も原稿を書き直しているうちに、けだし部分が抜け落ちてしまって完成しました💦
けだしはしっかり、酸味がなくなるまで!
ハイタは採らない
道端で4月頃見かける野草、イタドリ。虎の杖と書いてイタドリ「虎杖」。成長したイタドリは、軽くて丈夫な杖になります。登山の時、大活躍。また痛みを取るからイタドリとも言うそうです。
子どもの頃、皮を剥いて塩をふり、かじった記憶があります。震えあがるほど酸っぱいのですが、この酸味を晒して取り調理します。
葉が出てしまったイタドリ、「ハイタ」は硬いので採りません。また穂先を鹿にかじられたのも硬いので採りません。
採ってきたら、穂先を取ります。取った穂先は天ぷらにします。お味噌汁の具にもオススメです。お味噌汁が出来る直前、最後に入れます。酸味が癖になるとか。
けだし
あく抜きや、ぬか漬け後の塩抜きなどの事を多賀の方言で「けだし」と言います。
お湯を沸かします。冷水もたっぷり準備しておきます。
熱湯に10秒ほど、少量ずつお湯にくぐらせてすぐに冷水に取ります。
イタドリが浮いて来ないように、鍋の蓋などで押さえて、ひと晩からふた晩何度も水をかえてけだしします。今回は、酸味がわずかに残り、結局3日間何度も水かえをしてけだしをしました。井戸水のあるおうちは、水を出したままけだしをするようです。
切った状態でけだしすると、早く酸味が取れるそうです。ニシンと炊く時、筒切りで炊くそうです。
イタドリのきんぴら風
けだし後、イタドリのきんぴらがオススメです!いっぺん食べらた忘れられん味です!
レシピはこちら↓ご覧くださいね!
たくさん採れたらぬか漬け保存
穂先を採り、サイズ別に分けます。
ぬか、塩、イタドリを重ねて重石をして半年ほどぬか漬け保存します。
半年後、これを3日間谷水でけだしします。こちらはイタドリ煮になります。
いたどり煮ができるまで
ぬか漬け保存後のいたどり煮ができるまではこちらYouTube↓でご覧ください!
けだしに失敗すると とろける💦
湯通しも、さっと手早く!長く浸すとどろどろに溶けます。水に晒したあと、少しでも酸味が残っていると、加熱調理した時に、どろどろに溶けます💦 けだしは慎重に、しっかり。昨年は3回失敗して心折れました。