15年住んでも 日々発見に気づく…を思い出させてくれた記事!
平石さんのnoteを読んで、多賀に来たころを思い出しました。住んでいる人以上に分かりやすく多賀を分析して伝えてくださっています。
YOBISHI 書き手のコトも少し・・・
多賀町に住んで15年になります。京都や奈良の便利な所で10年ほど子育てをして下の子が小学校に上がる時ここに来ました。
いわゆるベッドタウンで便利に生活し、その後ちょっと田舎で1年、そして、県庁所在地のざわざわした商業地観光地で2年と3回ほど引っ越し、夫の実家のある多賀町に来ました。
ペーパードライバーだったので車の運転に慣れることから生活が始まりました。
来てすぐに面食らったのが、野鳥の鳴き声で目覚めたこと。キジが玄関までやってくる環境に笑えて、でも感動しました。そして、野草の種類が多いこと、当時はGoogleレンズなんて便利なものがなく、数冊本屋で図鑑を買い植物同定に親子でハマりました。本を見てもわからない植物も多数、そこで心強かったのが、「あけぼのパーク多賀」の存在でした。小さい町ながら、図書館と博物館と文化財センターがあるって素晴らしい!学芸員さんにどれだけ頼ったことか。小さな町の博物館だからこその気さくなサービスは敷居が低く嬉しいサービスでした。また、図書館では、貸出冊数が多く(1人30冊!)、毎回両手に一杯借りて、子ども達の成長と共に親も一緒に本を読み成長したと思います。
田舎ならではのええところが、ご近所からのおすそ分けを大量にいただくこと。野菜がいっぱいできたとか、「今日はお祭りやさかいにな、これつくったしよばれて。」といただく食の数々。野菜の名前や、見たこともない食にも日々発見でした。「「どぼづけ(ぬか漬け)」よばれるか?」と聞かれ、何を言われているかわからず面食らったことも。
地元の方にとっては当たり前のコトなのですが、私から見たら特別で、代々伝わる多賀のお母さんの食は、魅力的で貴重な宝物でした。そのまま埋もれてしまうのはもったいないモノで、作り方を学びたい、伝えたいと次第に思うようになりました。
たがの たべるを つなぐ
これがYOBISHIプロジェクトの活動の原点。