panda_2:生き残るためには
地歴公民科というより社会科の教員としての心構えを教えてもらった、大学時代の先生の話です。
大学〜大学院時代を通して心に残っている言葉の一つです。この先生は、小学校の生活科〜社会科を特に念頭に置いて発言されていたように記憶しています。
今の学校に勤め始めてから、この言葉の重要性をあらためて痛感しています。
教科書をひたすらなぞる授業が論外なのは当然です。それだけではなく、前任校で自分が頑張っていた、「せっせとオリジナルテキストを作成して、説明や板書等の工夫をして、少しでもわかりやすく教授するスタイルの授業」も今の学校ではあまり通用しません。…というよりそもそもこのような授業は、AI全盛の時代においてオワコン化しているのかもしれませんね。
ここ数年、「公立高校において、ライブだからこそできる授業ってなんだろうか?」をずっと考えています。私の専門は世界史なのですが、YouTubeで「世界史 授業」と検索すれば、無料でわかりやすい授業動画が溢れています。また、予備校に行けば、私の先輩が素晴らしい講義を日々展開されています。公立高校で、LIVEの授業でしかできないことって…?
どんなネタを持っていけば、目の前の生徒たちは楽しんでくれるだろうか?
どんな雑談をすれば、今日学校に来て良かったと思ってくれるだろうか?生徒たちの心に火をつけられるだろうか?
常日頃からアンテナを高く張り巡らせて、生徒たちに新鮮な教材を届けられるようにしたい!
これからの時代、高校教員が生き残る唯一の道はこのあたりにありそうな気がしてならないのです。
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