VALORANTのおすすめ座学方法3つ【その座学の目的は何?】
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
これを書いている僕は、FORTNITE→APEX→VALORANTとトータル6年ほどプレイしていて、大半をエイム向上に注力してきました。kovaaksなどのエイム練習ソフトも400時間弱プレイしているエイムオタクです。
それに加えて以前は、試合せずにひたすらYoutube動画を見漁ってた時期もあったほどの座学オタクでした。
この記事では、座学オタクの僕がオススメする座学方法3つを解説していきます。
「効率よくVALORANTが上手くなりたい」
「知識面だけでも味方に迷惑をかけたくない」
という方はぜひ最後まで読んでみてください
その①:メモをする
座学といえば、「キャラの使い方や立ち回り、練習方法をYoutube動画で見て学ぶ」のが一般的だと思います。
それにプラスしてやってほしいのが、学んだ内容を手書きでメモをすること。用意するのは紙とペン、それだけ。
実際の僕のメモがこんな感じ
下記の記事を作成する際にもメモをしています。
実は手書きでメモをすることはメリットがエグいんです。
アメリカのプリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の共同研究により、講義のときに手書きでノートをとる学生は、PCでノートをとる学生よりも記憶が定着しやすく成績もよいことが判明しています。
なぜ手書きをすることで記憶しやすくなるかというと、脳の「前頭葉」や「海馬」という部位が刺激されるから。
しかし手書きと聞くと、
「いやいやアナログすぎ」
「PCやスマホのメモ帳で良くない?」
「紙とペンって。ラッパーかよ」
と思いますよね。
実はPCやスマホのメモ帳では上記の効果が得られづらいんです。
PCやスマートフォンに文字を入力する場合は、決まった法則に従って指先を動かし、メモアプリのフォーマットに沿って入力していくだけ。これでは脳は働きません。
ですが、手書きであれば、漢字/ひらがな/カタカナを使い分けて考える必要があり、さらにどういう文字の大きさで、ページのどの位置に、どういう順番で書こうか、とひたすら考えて(脳を使って)いるため、脳にとって良いのは当たり前なんです。
脳を刺激するメリットを解説しましたが、逆に脳の働きが衰えるとどうなるかを簡単にまとめたのが下記の通りです。
・もの忘れが増える
・判断力が鈍る
・すぐにキレる
・やる気が出ない
「判断力が鈍る」「すぐにキレる」とかは実際のゲームにも関係ありそうですよね。
上記のことから、座学で学んだことを手書きでメモをすることで、脳が鍛えられ、知識が定着+判断力UPや理性のコントロールをしやすくなります。つまり、メモをすることがVALORANTの上達やパフォーマンス向上にとても効果的と言えます。
◯メモする時のコツ
メモする時のコツはキレイに書かないこと。殴り書きでok
メモをしようと思うと、どうしてもメモ全体の見栄えを気にしがち。キレイにまとめよう、キレイな字で書こうという意識がかえって効率を悪くします。
書くことに効果があるので、覚えたい知識をとにかく書くことだけに集中しましょう。
オススメはルーズリーフ。メモの内容を1枚毎に分けることができて後でまとめられて便利。枚数も多いので気軽にメモできます。
何においても大事なのは継続すること。そのためには気軽さ、簡単さが重要です。
そういった継続を習慣化させる方法を解説した記事もあるので、ぜひ読んでみてください。
その②:同じ動画をくり返し見る
ここでひとつ質問ですが、先週に見たYoutube動画の内容をどれだけ覚えてますか?
・・・
正直でよろしい。そう、ほとんど覚えてないですよね。
ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが人間の長期記憶について研究した結果、以下のことがわかりました。
20分後に42%忘れる。
1時間後には56%忘れる。
9時間後には64%忘れる。
2日後には72%忘れる。
こんな感じで人間は1時間も経てば半分のことを忘れてしまいます。
この研究のポイントなんですが、単純に「人間は忘れやすいことがわかった」というわけではなく、人間は一度覚えたことを再度覚えなおす時、その覚えなおす時間を短縮できるということもこの研究でわかっています。
それをグラフ化したものがこちら。
このように復習をくり返えせばくり返すほど、復習にかかる時間や労力が短くなっていく。
例えば一度見た動画って、内容を全部見返さなくても「あーそうそう、こんなこと言ってた。んで次はあれについて言うよな」と思い出しますよね。つまりそれです。
「忘れるものはしょうがない」と割り切って、知識を薄く塗り重ねていくイメージで動画をくり返し見ましょう
その③:試合後にもう一度座学する
一般的には、あらかじめ座学をして試合をすると思います。真面目な人や、失敗したくない気持ちが強い人は特に念入りに事前の座学をしがち。
もちろん、事前の座学は素晴らしいことですが、その「後もうひとつ動画見よう」という気持ちを抑えて、一旦、試合をしてみましょう。そして、その試合後に座学しましょう。
習うより慣れろとはよく言ったもので、人は多くの教えより、たった1つの経験の方が、記憶に残りやすいです。
試合前に座学で「こうすれいいんだな」と正しい方法を学んでも、いざ実戦となると忘れがちになります。
ですが、試合後に反省も含めて座学することで、「あの場面はこうすれば良かったのか」と印象に残りやすく、事前にたくさんのことを詰め込む座学より、一層覚えやすいです。
◯僕がよくやる座学
その日プレイした「マップ」✕「キャラ」と同じ「マップ」✕「キャラ」でプレイしてるプロの動画を見ます。
例えばその日、アイスボックスでソーヴァを使って試合をしたら、アイスボックスでソーヴァを使っているプロの動画を見る。
動画を見る時のコツは、自分が迷った場面を「どうすれば良かったのか」と答え合わせする。「自分は迷ってこうしたけどプロの〇〇はこうしてるな」みたいな感じ。
さらにもうひとつコツを紹介すると、なるべく同じ人を参考にすること。僕の場合はLazさんを主に参考にしています。
以前は、アイスボックスでのソーヴァのポジション(特に守り)がわからず、困っていたのですが、Lazさんの動画見まくったことによって解決して、あまり悩まずプレイできるようになりました。
※Lazさんがよく使ってるポジション2つ(守り)
多くのアドバイスでは「上手い人の動画を見ろ」と言われていますが、詳しい動画の見方までは教えてくれません。
なのでどこか上手くなれるヒントがあるかもと、とりあえず上手い人のランク動画を見るけど、結局どこを参考にしていいかわからず、良いプレーを見て「ん~、やっぱこの人上手いわ」と満足して終わり。これのくり返し。
これじゃあ何も得られない。
まず試合をして、今のレベルの自分でもわかる疑問や悩みを洗い出す。その疑問や悩みを解決させる答えを探すために、上手い人の動画や解説動画を見る。
その疑問や悩みをくり返し解決していくことで、どんどん出てくる疑問や悩みの内容もレベルも上がります。つまりそれは自分自身のレベルが上がっていくということになります。
これで少しは動画の見方が変わるんじゃないでしょうか。
■ それ、目的変わってない?
以前、VALORANTの解説系動画でこんなコメントを見ました。
その動画は、投稿者がイモータルになるまでにやったいくつかの方法を紹介する動画。
たしか内容はこんな感じだったはず。
・たくさんランクを回す
・自分より強いフレンドとやる
・自分の試合の録画を見る
よくある内容だと思います。僕も「やっぱりそれが大事なんだな」という印象でした。
そして、その動画にこんなコメントが付いていました
「目新しい情報がなくて残念」
ん~、これ、わからなくもないけど・・・ なんかそれ、動画を見る目的変わってないですか?
このコメントのような考えを持っている人の目的って、知識を身につける為ではなく、新しい情報を得た時に感じる刺激を求めてるだけになってます。
内心、ドキッとした人いるんじゃないでしょうか。
いや、わかるんですよ。Youtubeをdigりにdigって、新しい情報にたどり着いた時の感覚。有益すぎる動画がおすすめに現れた時の「これって、運命...?!」みたいな感覚。
けどその感覚にマヒして、情報を集めることだけに快感を得ていて、何にも身になっていない。実際、あなたは何か変わりましたか?
僕は変わりませんでした。だから考えて、調べて、実践して、なんか前頭葉だの長期記憶だの行き着いて今に至ります。
動画を見て、「はいはいまたそれね。その情報はもう知ってるよ」と感じたなら、すでにその情報以上の知識レベルになっているので、あとは行動するだけです。
まとめ
・学んだ内容はとにかく紙にメモ
・同じ内容をとにかく復習
・試合後に復習も兼ねて座学
学んだ知識を身につけるためにはとにかく、実践して反省、そしてまた実践。これのくり返しです。僕もまだまだ道半ば、一緒に頑張りましょう…!!!
今日から何かひとつでも、小さくてもいいので始めてみてください。
それではまた!