見出し画像

最近怒ったこと【書く習慣チャレンジ#8】

書く習慣チャレンジ、今回は第8回!
今日は、私用で初めての街に降り立ち、用事を済ませた後で駅近のカフェに立ち寄ってこの書く習慣チャレンジを進めていています。初めての街に足を踏み入れるのも、初めての街のカフェに行くことのも凄く好きです。なんでなんだろうと考えてみましたが、自分の知らない景色の中に、自分と関わりのない人々の日常や人生があって、ここには僕の知らない時が流れていると思うと、普段の自分とは違う時間軸の中を歩いている気分になってエモい気持ちになる。みたいな感じなのかなと思います。それでいうと、知らない場所に泊まるのもすっごく好きで、旅行の目的の一つはもちろん観光ですが、それ以上に知らない土地に泊まるということ自体が一番の楽しみだったりします。もう少し稼げるようになったら、旅行先で色々な場所に泊まってのんびりするが夢です!共感してくださる方いますでしょうか
余談はここまでにして、今回も初めていこうと思います!

最近怒ったこと

今回のテーマは、「最近怒ったこと」です。
みなさんは普段生きていて、日常で怒ることってありますか。
たまーに駅などで怒った人を目撃することはあっても、自分や身近な人が怒っている場面を全く思い出せないので、これはなかなか難しいお題かも知れません。
とは言っても前職障がい者福祉の現場で働いていた時に、アンガーマネジメントについて指導をする必要があったことがあり、その時かなりたくさんの書籍やインターネットの情報を調べたり、実践に落とし込むにはどうしたらいいかや、そもそも怒りの感情の意味とは、なんてことを毎日のように考えていることもありました。そんなこともあり怒りの感情については少々関心と知識がある私ですので、今回はそんな「怒り」というテーマで、書いていきたいと思います。


怒りの感情を知ると、その人が大切にしているものが見えてくる。

これは僕の持論も入ってしまいますが、まずは怒りというものを僕がどう捉えているのかということを話してみようと思います。
僕は、怒りを感じる時というのは、人が自分の大切なものが脅かされた時だという風に考えています。
実は怒りって凄い感情で、怒りを感じると頭や身体中に血液がまわることで身体能力や頭の回転が速くなったりと、自分の大切なものを脅かすものに対抗するための準備を短時間で整えてくれるのです。特にまだ人の文明が発達していなかった頃、怒りの感情がなければ現れた敵に瞬時に対応することもできず、滅びてしまっていたかも知れません。
この怒りの感情があるからこそ、人間も自分達の命を脅かす存在と戦いながらここまで命を繋いでこれたということです。

しかし、そんな大切な怒りの感情が現代社会では少々厄介な問題を起こしてしまっているようです。昔のように、人間が野生の生物に襲われる可能性があるような生活をしていれば、怒りの感情を感じやすく、瞬時に自分を奮い立たせて戦うことができる人間の存在はとても大切でした。そこでは怒りは重要な生存戦略となりますが、今の人間社会では自分の命が脅かされるなんてことはまずありません。それなのに、いつも怒りの感情に身を任せて戦闘体制になっていては、逆に生きずらくなってしまいます。その為、怒りの感情を上手にコントロールする、アンガーマネジメントの術を学ぶ必要があると言われているのです。

このように本来怒りの感情というものは、とても大切な感情です。しかし現代社会では、怒りを上手にコントロールする必要があるということです。この大前提を理解しているだけでも、怒りの感情というものとの向き合い方が変わってくると感じています。
私はこの辺の知識を得てからは、心の中に生まれる怒りの感情を少しだけ愛おしく思えるようになりました。
怒りを感じた時は、あなたにとって大切な何かが脅かされたということです。怒りを感じた時、何が脅かされて怒りを感じたのかということを考えることで、自分が潜在的に大切にしているものやこと、思考の癖みたいなものが見えてくるという効果もあったりして、怒りの感情って実は凄く面白いです。


もし自分の怒りの感情のコントロールについて悩みを感じている方がいましたら、アンガーマネジメントについて勉強してみることをおすすめします。自己理解にも繋がりとても面白いですし、何より生きやすくなると思います。

いくつかおすすめの本もご紹介しておきます。

こちらは、最初の怒りの診断テストも含めて、自分の怒りの分析につながり面白かったです。

そしてアンガーマネジメントと合わせてお薦めしたのが、「アサーション」です。アサーションは「自分も相手も大切にしたコミュニケーション手法」です。自分の怒りや思ったことをいつも飲み込んでしまう方も、自分の怒りそのままに相手にぶつけてしまう方も、ぜひ学んでみてください。ものすごく生きやすくなります。

カップルや夫婦向けにはこちら↓

それでは、本題に戻りましょう。


僕が怒りを感じやすいこと

冒頭で、自分や身近な人が怒っている場面を思い出せないということを話しましたが、怒りを言葉や行動に移すことはなくとも、怒りの感情を感じることは誰しもあると思います。僕も怒りの感情を感じることはあります。
数年前にアンガーマネジメントを勉強していた時に、どんなに些細なこといいから普段自分が怒りを感じたことを記録して、自分が怒りを感じやすい条件を分析するとううことを行いました。実はその時に、僕がダントツで怒りを感じやすい事柄が分かっているので、それについてご紹介します。

僕のダントツNo1の怒り事案

:自分を含めた人の存在や価値を軽視した発言や行動

僕が当時怒りの記録をしていたとき、自分で言うのもなんですが普段は怒りというものと無縁の僕が、怒りを感じる出来事が何度かありました。

1.人の変えられない部分(障がい特性や身体的特徴、個性)についてや、その人の表面的な行動の一部でその人を決めつけるような悪口

2.事あるごとに、自分に関係のない人の事実かも分からないことに関する悪口で盛り上がっている人達

3.話しかけてきた従業員を軽くあしらうようにして対応する社員

4.従業員に対して、「上司に言われたことに逆らわず仕事をするのが良い社員だ」と口にする上司

以上のような場面で大小の怒りを感じ記録をしていました。これらの、怒りを感じた場面の共通点を探ると、どれも「人の存在や価値を軽視した発言や行動」だとということがわかります。
更に、なぜ僕がこのようなことに怒りを感じやすいのかと言うことを深掘っていくと、人の悪口ばかり言っている人に強い嫌悪感を抱いてしまうのは、おそらく自分の幼少期のいじめ体験が関係していたり、表面的な事柄だけで決めつけて人を判断する人を見た時にいらついてしまうのは、障がいを持っている方への想いがあったりするということがわかりました。
こうやって考えると、人間関係においてどんな時も一番の味方となれる存在であろうという考え方や、物事を表面的に捉えないようにするなど、怒りの感情は自分が大切にしていることや自分はどうありたいかということと深くリンクしているいうことがわかりました。当時、自分が怒りを感じることに共通点があると分かった時は、それなりの衝撃を受けましたし、自分が怒りを感じやすい事象を理解できただけでもとても生きやすなったように感じました。

よく、怒りは自分自身の「べき思考=自分ルール」が侵害された時に生まれるといわれますが、僕の場合はこんな感じです。

⚫︎自分を棚に上げて、人の悪口ばかり言っている人への嫌悪感
→ 人を非難する前に、自分に目を向けるべき。
→ 人や物事の良い面にも目を向ける努力をするべき。

⚫︎物事を自分の視点や考えだけで決めつける人への嫌悪感
→ 物事を表面的な事象だけで捉えるべきじゃない。
→ その人の行動だけで、その人を判断すべきじゃない。

⚫︎人を軽くあしらうような行動
→ 相手の存在を軽視するような行動をしてはいけない
→ 相手に関わらず、誠実に人と接するべき

このような、それぞれの人が生きて行く中で形成された「べき思考」が無駄な怒りを生んでしまうことがあるとも言われていますが、僕はこの「べき思考」が自分の人としてありたい姿や信念と紐付いている内容であれば、無理に全てを取り除く必要はないと考えています。むしろそれがあることで適切に怒りを感じて(もちろん行動に移してはいけませんが)、自分がありたい姿や信念から逸脱する行動しそうな時に警告してくれているようにも感じます。「べき思考」の危険性(誰しも悪口を言いたい時もあるのに自動的に、悪口を言っている人=悪と決めつけてしまうなど、べき思考は考えを二極化して誤った判断をしやすくしてしまうという危険性)も頭に入れつつ怒りの感情を大切にしていきたいと考えています。


自分の中の「イカリ」と仲良くなる

インサイド・ヘッドで登場する感情たち

ディズニー映画の「インサイド・ヘッド」という映画をみると、人の感情が可愛らしくキャラクターかされており、感情一つひとつをどれも愛おしく感じられます(子供にアンガーマネジメンや気持ちのコントロールについて教える前には絶対に見せたい作品ですよね)。自分の感情一つひとつの存在を尊重して受け止めつつ、特に力の強い「イカリ」と共存して生きて行けるようにこれからも努めていきたいです。

イカリ

さいごに

書く習慣チャレンジ7つ目のテーマの「最近怒ったこと」はこれでおしまいです。
今回、数年前に勉強したアンガーマネジメントについて振り返りつつ、忘れていたことを思い出すことができてとても良い時間になりました。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!