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インドネシアにいても誰でも手軽に家でパンが焼けます

もう1ヶ月以上になるだろうか。毎日、パンを焼いている。


1.インドネシアのパン

インドネシアは米の国ではあるが、インドネシア人はパン好きである。まちのあちこちにパン屋があるし、コンビニやスーパーでも必ずパンコーナーがある。

なかなか朝からご飯を炊いて食べる気にならないので、スーパーで食パンを買って、フライパンで焼いて(トースターというものが家にない)バターを塗って食べていたのであるが、そこまで美味しいわけではないし、バターもかなり身体に悪そうである。

店で売っているパンは甘いパンが多い。やたら甘い。

家の隣にパン屋があるが、パン生地にクリームを挟んで売ってくれる形式で、チョコレート味、オレオ味、チーズミルク味、ティラミス味、ドリアン味など様々で、べったりと甘いクリームを塗ってくれる。

身体に悪い。

2.パンを焼いてみよう

パンを自分で焼いてみようと思い、アグンさんに聞いてみると、今は使ってないオーブンがあるとのことである。使えるのものかどうかわからないが、借りてみることにした。

ちゃんと焼こうとするとなかなか大変である。環境的な制約もある。機器や材料も、ないものや入手しにくいものも多い。

そんな中、いろいろ試行錯誤した結果、パンらしいものが焼けるようになったので、情報を共有したい。

(1)材料

材料は、以下の通りである。もしかしたら一般的には、イーストが入手しにくいかもしれない。私の場合は、たまたま家から歩いて1分のところに、お菓子とかパンの材料を扱う店があり、いつでも簡単にイーストが入手できるのはラッキーであった。

強力粉 200g
イースト 2g
塩 4g
砂糖 10g
水 180g

強力粉はインドネシアでは一般的なものである。スーパーマーケットやコンビニでも入手できる。

(2)手順

計量しつつ、タッパにそれぞれを投入し、あとは混ぜるだけである。

なんとなく、混ざりあうまでヘラでこねる。

一度こねると、20分程度おいて、さらにこねる。さらに20分程度おいて、さっと混ぜ合わせて、とりあえずは準備は完成である。

いつも夜中、寝る前にこの作業をする。こね終わったら、冷蔵庫で一晩寝かし、翌朝取り出してオーブンで焼くだけである。

朝になると、写真のようにふくらんでいる。ヘラでオーブンに入れるトレイに載せる。扱いやすいように、クッキングシート?を敷いて対応している。

オーブンでの焼き時間は、230度で20分が目安である。投入の5分ー10分前にスイッチを入れ、予熱を加える。なんとなく、色づきをみながら、時間は調整する。

今朝のパンはこんな感じである。

そのまま食べても美味しいが、最近はオリーブオイルに胡椒をふって、それにつけながら食べている。

おそらく、これは正しい焼き方ではないが、これでパンのようなものを食べることができる。

3.パンを自分で焼く魅力

自分でパンを焼く魅力は以下の3つである。

(1)焼きたてが食べれること

できたての熱々のパンを食べることができる。焼きたてのパンは、シンプルに美味しい。

(2)変なものが入ってない

中に何が入っているのかを把握できる安心感がある。インドネシアに来て、あえて気にしないようにしているが、食パンやバターなど、何かよからぬものが入っていそうな食材が多い中、入れるものを自分で用意しているので、安心して食べることができる。

(3)楽しいし美味しい

作る楽しさがある。発酵する様子や焼き上がる感じも楽しい。パンの香りを味わうこともできる。

楽しい食卓の選択肢の一つとして参考になれば幸いである。(250223)

※追記
インドネシアにおけるオーブン所有率はかなり低いのが実情のようである。アグンさんの家にあったので、ある程度一般的かと思っていたが、オーブンを所有していること自体レアで、ほとんどの家庭では鍋のみで調理しているのではないかと思う。

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