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ガジャマダ大学のデンタル・クリニックで、歯を修復した話

11月1日 朝6時の飛行機でジョグジャへ向かう。ジョグジャとロンボクとは時差が1時間ある。飛行時間は2時間弱だが、朝6時に出て、6時台にはジョグジャにつく。空港から都心部へは数年前に開通した電車で移動。8時にはジョグジャカルタ駅に着いた。

アグンさんやティティさんのアドバイスではガジャマダ大学(UGM)のデンタルクリニックがいいという。日本語を喋れる先生もいるとのことで、その先生の名前も教えてもらった。

WhatsAppで予約を取ろうと連絡したが、その先生は木曜日のみの勤務で、2週間先までは予約が取れないという。とりあえず行ってみるかと準備をしていると、クリニックから連絡があり、12時に予約の空きが急遽できたので、その時間に来てはどうかとのことであった。その先生がどういう先生かわからなかったが、とりあえずレントゲンだけでも取れるといいかと行ってみることにした。

UGMキャンパスの南西の角あたりに歯学部があり、そのブロック内にデンタル・クリニックがある。

奥に見えるのが受付

入口脇の機械から番号札を受け取ると、番号で呼び出されカウンターで受付が始まる。予約がある旨を伝えた後、そこで診察カードを作ってもらう。次は、斜め向かいのカウンターで血圧を測り、診察室が告げられる。2階に上がって3番の部屋で診察である。

診察室は6部屋程度あったであろうか。各部屋で何番の人が診察されているかは、掲示板で確認できる。つまり、自分の番号がわかっていれば、何人待ちの状態かがわかるようになっている。

2階の待合ホール
診察室前の廊下

最初、階段を上がったところのホールで待っていたが、順番が近づいてきたので、診察室のあるエリアに入り、廊下で待つことにした。最初から診察室前の廊下で待つ仕組みだったのかもしれない。

それほど待つこともなく、番号が呼ばれ、さて診察である。

歯が折れた時に、同時に隣の歯も打ったみたいで、その2本の歯について診てもらうことにしたが、とりあえずはレントゲンを撮ってといわれ1階のレントゲン室に向かった。

レントゲンは日本ほど丁寧な被曝対応もなく、さっと正面一面だけ撮影された。会計は個別で、レントゲン代は1000円であった。会計を済ませると、レントゲン結果が手渡される仕組みである。結果を手に2階に戻った。

良い知らせと悪い知らせがあります、、、

強打した隣の歯は問題ありませんでした。若干の修復で対応可能です。一方、折れた歯は、やはり神経に達していました。神経が露出している状態なので、このまま手当を行うことができないので、神経を抜くことになります。

先生の診断は、おそらく、こんな感じだったと思う。

神経の露出はさほどひどくはなかったので、痛みを感じなかったんだろうが、痛みを感じなかったからといって、まったく達していないということではないみたいである。

その場で神経を抜く処置と隣の歯の修復をすることができるという。あまりの早い展開に驚いたが、覚悟を決めて、処置してもらうことになった。

処置は15分程度で終わるとのことであった。実際何分かかったのかは記憶にないが、その場で麻酔をかけ神経を抜き、隣の歯の修復を行なった。

これでとりあえずは、バイ菌が入って悪さするということはなくなったと理解した。一安心である。

次回は折れた部分の修復を行い、それでおしまいだという。できるだけ早く対応したほうがいいとも思ったが、担当の先生は金曜日のみだという。同じ先生に担当してもらった方が問題が少ないだろうと判断して、次週の金曜日朝8時からの診察を予約した。

その後、支払いである。領収書をもらったが、2万円弱であったであろうか。カードで支払った。

11月8日 修復してもらった隣の歯が長すぎて、下の歯にあたって噛み合わせが悪いらしい。状況説明のために事前に用意したインドネシア語の文章を見てもらって、こちらの希望を理解してもらった上で処置をお願いした。

噛み合わせの問題と歯茎に若干痛みが残ることを伝えた。噛み合わせについては、形を整えて調整した。痛みについては、痛み止めの処方を提案されたが、日本から持参したロキソニンをみせると、それでOKとのことだったので、ロキソニンで対応することにした。

さていよいよ折れた歯の修復である。一応、大事に保存していた折れた歯を持参している旨を伝えたが、目もくれることなく治療がスタートした。折れた歯の形状をみて、くっつける歯の切断面を検討したり、大きさを検討したりすると思っていたのであるが、そんなことはないらしい。

何をどうしたのかよくわからなかったが、折れた歯は立派な歯に生まれ変わっていた。

少し大きすぎるかもしれない。噛み合わせ等問題があれば、また調整をお願いに来よう。とりあえずは、日常生活を営む分には問題がなくなったようである。

近い将来、日本に帰国した際に、いつも行っているクリニックに行って、診てもらうことも選択肢に入れつつ、とりあえずインドネシアでの歯の治療はひと段落である。241111



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