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子猫を連れ帰って1週間

11月25日の夜に一人でさまよっていた子猫を連れて帰り、26日の昼に病院に連れて行った。後ろ足を引き摺りながら歩いており、ちゃんと歩けるようになるのか心配であった。何よりも健康状態も悪く、元気になるのか不安であった。

体重は450g、生後1ヶ月程度でミルクのみをあげるようにと指示を受けた。ミルクは3時間おきに3ccずつと言われていたが、いっこうに元気になる様子はない。逆に衰弱するばかりである。親と離れてだいぶ経っているようで、もう自分で餌を食べていたのではないかと想像し、子猫用の餌をやることにした。それが28日だっただろうか。

もうすでに歯もそれなりに生えており、ガツガツと食べた。それ以降、子猫用の餌を与えることにした。26日27日28日は、まだヨタヨタと歩いており、段ボール箱の小さな家の中で1日のほとんどを過ごしていた。

段ボール箱の中で過ごすHana
水を用意してみたが、子猫は水を飲まないらしい

トイレは砂を敷いて用意したが、何度も通うものの毎回出ている感じではなく、特に大の方は足が痛いのか力が入らないようで、自力ではほとんど出ることもなく、病院から与えられた浣腸を行ってなんとか排泄させていた。

29日には、病院からWhatsAppで連絡があった。状況を確認する連絡であった。その時点では、どんどん快方に向かっている感じだったので、また来週にでも薬が切れたらお邪魔しますと回答していた。

病院の方から直接連絡いただける仕組みが一般的なのかどうかはわからないが、よっぽどひどい状況にならないとなかなかこちらからは連絡しにくいので、非常にありがたかった。

29日にはだいぶ歩けるようになっており、段ボールの家からは外に出て、床の上に敷いていたヨガマットの上でくつろぐようになっていた。毛繕いをしたり、ヨガマットで弱々しいながらも爪研ぎを始めており、猫みたいだなあと始めて思ったりもしていた。

30日。下腹部が膨らんでいるようだったが、特段異常だとは感じずに昼間過ごしていたが、夕方になって、下腹部が硬く赤く腫れてきてなんとかせねばと思い始めた。

病院にWhatsAppで連絡して、写真を送ったり症状を説明したりしたが、本人はしんどそうでもなく元気な様子なので、緊急性があるという話にはならず、翌日伺うことにした。

それで今日12月1日に病院に行ってきたのであるが、その前に、朝起きるとすでに寝床の周りは膿で汚れていた。下腹部の膨らみは化膿した膿が溜まったもので、おそらく夜の間、気になって舐めたため、傷口が開いて、中の膿が出てきたものと思われた。

彼女は、最近には珍しく、段ボール箱の家の中で大人しくずっと寝ていた。

さて、病院である。膿を絞り出すようにすべて出し、消毒する作業が行われたようであった。その後、血液検査である。最初の採血ではちゃんと数値が出なかったのか、採血を2度行った。

猫には炎症反応のようなものはないみたいであるが、白血球と赤血球ともに一部の数値が異常を示しているという。赤血球の数値は、栄養状態が悪いためで時間とともに改善していくであろうとのことであったが、白血球の値は、感染していることを示すものでもあり、抗生物質等の薬で対処する必要があるとのことであった。

薬の準備にすごく時間がかかる。一つ一つ調合しているのか。

処方されたのは3種類の飲み薬と消毒液と塗り薬1式であった。抗生剤は7日間飲ますようにとのことで、他の薬は5日で切れるように処方しているとのことで、また状況をWhatsAppでやり取りしながらその時点で対応を協議しようとのことであった。

結局、足を引きずっていたのも、この下腹部の化膿が原因ではないかということになり、そのために飲んでいた神経の薬は中止することなった。

なかなか安心できる状態にすんなりとなってくれないが、それでもだいぶ見通しは明るくなった。ただまだ生後1ヶ月であり、栄養状態もさほど良くないので、何が起こるかもわからないので、引き続き注意深く接していきたい。

日本で見慣れたエリザベスカラーとは少し違う

傷口を舐めるといけないとのことで、エリザベスカラーのようなものを購入した。ちょっと大きすぎたので、プチプチで自作し、それをつけてみたり、買ってきたやつとつけてみたりしている。

今回投薬期間中入院させてはどうかと打診を受けたが、傷口の消毒や投薬など自分でできるのであれば連れて帰ってもいいとのことだったので、連れて帰ることにした。

費用は諸々で3500円。5日間入院させると7000円と言われた。プラス3500円ということなので、1日食事込みで700円ということか。

金額の高い安いは何を基準に判断するかで違ってくるが、周りの人たちと話をする時に、拾ってきた猫を病院につれて行って3500円払ったとは言わないようにしようとは思った。

家の斜め向かいに猫を預かってくれる店があり、そこまで品揃えはよくないが、猫の餌を売っている店がある。今回何度か訪れているのは歩いて7-8分のところにあるペット用品店である。新しくできた吹き抜けのある2階建ての建物である。今日はトイレの砂やドライフード(1kg)などを買って1500円出費した。

動物病院が歩いて行けるところにあったり、ペットショップが近くに2軒あったりするということは、それだけ需要があるということである。こうした類の出費が一般的であるとは思っていないが、そうした人たちも珍しくはないということを物語っていると思う。241201

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