妄想・血液検査
病院へ行くと、必ず採血され血液の検査を受ける。病院内で検査し、1時間ほどで結果が出て、医師に呼ばれて説明を受ける。項目はたいてい、わからない言葉か略語である。そして、下限値〜上限値に外れる場合、低ければ「L」、高ければ「H」と表示され、基準値外の項目について疑われる症状を伝えられ、場合によっては薬を処方される。
白血球とか赤血球とかは言葉は知っているが、その意味はわかっていないし、単位もよくわからない。AST、ALT、LD、ALP…何の略語でどんな意味か知らない。今ならインターネットで調べればどうにかわかるが、以前から検査結果はこんな感じだったのか。だとすれば、インターネットのない時代は、どうしていたのだろう。お医者さんを非常に信頼していてそれ以上追求しなかったのか、それとも一項目ずつ医師に確認していたのか、それとも図書館とかに行って調べていたのか。少なくともこの検査項目は知らないものばかりだし、それが体にどう影響しているのか、医師でない者にはわからない。
病院へ行くのだから、体に何かの不調がある。その検査結果について目を背けたい人が多いと思うので、興味がわいて仕方がないという人は少ないだろう。だから、結果のペーペーをもらってもそのままにする人が多いのではないだろうか。
でも、およそ血液からではわからないことが、血液検査から判ったらどうだろう。興味津々になるのではないだろうか。
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