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24/6/9 ケーキを買ってほしかった

今日は末の妹の誕生日!うちの妹は本当にかわいくて、大好き。幸せいっぱいな1日にしてほしい。

うちの両親は誕生日をあんまり重視するタイプじゃない。ケーキやご馳走で祝うこともないし、誕生日プレゼントも基本ない。口頭で誕生日について触れてもらえればラッキー、みたいな家。私が幼い頃はもっと何かあったような気もするんだけど。
うちはたまたまそういう家なんだって理解しているけれど、家族に華やかに祝ってもらう周りの友人の話を聞くとやっぱり羨ましくなるし、切ないし、ちょっと辛い。学費は払ってくれてるし家にも置いてくれているし世話もしてくれているから愛されていないわけじゃないのはわかってるんだけど、どうしても比べてしまう。

特に誕生日を祝う言葉すらもなく、1日が終わっていく。さっきすれ違った妹が少し寂しそうだったのに居た堪れなくなって、ケーキ買った?何かする?と父に聞く。なんもしないかなあ、と能天気に答える様子にイラッとして、つい語気が荒くなってしまった。

「ケーキくらい買ってあげればいいじゃん!」

父は少し困ったように目を伏せ、隣で聞こえているはずの母は無視。情けなくて泣けてくる。誕生日ってもっとみんなでお祝いするものじゃないの?

妹のために怒ったみたいなスタンスで書いたけれど、実際はそれだけじゃない。
今年の妹と同じ16歳の誕生日に、母に死ねと言われた時の悲しさや怒り、諦めが突発的な感情の波となって襲ってきて、言葉にせずにはいられなかったのだ。

16歳の私は、いつ誕生日を祝ってもらえるんだろう。


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