リンゴの唄
■2023年(両親81歳)
9/1
8:30 母 S病院 呼吸器内科受診 続き(1)
さっき母が探していた「ソメヤさん」と「ブンイチロウちゃん」。
よくよく思い返すと、どうも聞き覚えがある。
「ソメヤさん」は確か母の友人だったはず。
「ブンイチロウちゃん」は遠い親戚だったような…。
なぜこの二人の名が浮上したのか?
と、母が戻ってきて、今度は肺のCT検査に進む。
一緒に階下の検査室へと移動する。
廊下をまっすぐ進みながら母が
「あのね、りんご可愛やで始まるね、」
と突然言ってきたので、
「あぁ! リンゴの唄ね!」
と聞くと、
「そうそう」と言って、
♪リンゴ可愛や 可愛いやリンゴ~
と嬉しそうに鼻歌を歌い出す。
今日はずいぶんと調子が良さそうだ。
こちらも嬉しくなり、一緒に歌う。
また突如、リンゴの唄が浮上。
母の頭の中は相変わらず面白い。