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住まいを分かつ

■2023年(両親81歳)

12/22
単身で訪問 9:30頃 続き(5)

尚子「訪問看護を入れれば、こちらに居続けられるってことですか?」

スタッフ「はい。…大丈夫だと思います。」

尚子「ちょっと考えてみます…。」

帰りの車中でぐるぐると思考を巡らせる。

わたしとしては、今からいきなり住環境を別のところに移すというのは父にとって負担がかなり大きいと思う。

第一、母と一緒に居てほしい。

両親が住まいを分かつとは、やはり考えられない。

もしも父だけ別の場所に移ってしまったら、わたしだって別荘と父の場所と二か所に通うことになるなんてとても現実的ではない。

別荘のスタッフさんだって慣れているし、できるだけこのまま別荘で引き続きお世話になりたい。

となると、訪問看護導入の方向でまずは様子を見るのが良いかなぁと思う。

でも、訪問看護といったって毎日来るわけでもないから、常に痰の吸引とかが必要になった場合、対応しきれるのか?

謎が渦巻く。

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