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やがて行きつくところ

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単身で訪問 17時過ぎ 続き(3)

一日のなかで起きていられる時間、動いて歩いていられる時間がどんどんと短くなってきている。

やがて行きつくところは「寝たきり」状態なのだろうか。

だとすれば、今の段階はとても貴重だ。
まだ少しでも動けて会話もできるということ。

これらが失われていくことを真剣に想像すると、何とも胸が締め付けられる。
このままわずかでも動ける状態を維持できやしないものか?

それが難しいから「進行性」核上性麻痺というわけか。

両親共に、曲線グラフの波が緩やかに下方へ下方へと向かう一方で、上方に向かうことは決してないという点に、何とも言えない無常感が湧く。

今度は母が、父のいる場所に向かおうとしている。

貴重な今この瞬間に出来る限り一緒にいたいので、何度でも隙あらば母の元に足を運びたいと思う。

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