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感極まる

■2024年(両親81歳)

1/1 父 入院4日目 
元旦に危篤 続き(9)

5:25

看護師さんがやって来て、父のオムツ交換などするとのことで退室するよう言われる。

そこで、デイルームで一旦待機することに。

張りつめていた緊張感が少しほぐれ、ふっと気が抜ける思いがする。

わたしは水を飲み、トイレに行ったんだったかな。

旦那さんが「思い返すといつもお義父さんは自分のことを応援してくれていた」とのエピソードを語り始め、感極まる。

旦那さんの目にうっすらと浮かぶ涙を見て、ぐっと来てしまう。

そういえばこちらはまだ涙という涙を流していないことに気づく。

感極まる余裕がなかったのだ。

父のオムツ交換がなされると聞き、何だか通常モードに戻ってきているんじゃないか? などと期待をしてしまう。

まだ涙を流すには早い気がしてくる。

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