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病院では絶対叶わないこと

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単身で訪問 10:30頃 続き(6)

結局往診には立ち会えなかったが、こんなにじっくりと母の横に付いていられたのは久々かもしれない。

約2時間強。

その間、ずーっと眠りこけているのではなく、ちゃんと覚醒してくれることも分かって良かった。

きっと、眠っては起きて眠っては起きての繰り返しなのだろう。

このまま時間の許す限り、母とこうして一緒の空間で過ごせたらなと思う。

一緒に何をするわけでもないが、そしてわたしも別のことをしているが、ただただ同じ空間に母が居るというのが良い。

寝てても、途中で目を開いたりモゾモゾと動いたりしても、それを眺めたり声をかけたりしながら、一緒に居るという時間の貴重さ。

これは病院では絶対叶わないこと。

すぐ面会時間終了だと追い出されるし、共同部屋でごちゃごちゃわさわさ常に人が出入りしているし。

それに比べてこちらは完全個室だ。

やはり別荘が良い。

もうこのまま病院のお世話にはならずに、別荘で全うしてほしいと改めて思った。

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