一夜明けて
■2024年(両親81歳)
1/2 父 入院5日目
11:30
A病院よりTELあり。
O主治医より、改めて父の昨日の緊急事態について報告を受ける。
・出血は今のところ止血剤で抑えている。昨日一度輸血もしている。
・血液検査では依然として炎症反応の数値(CRP)が高い。鉄剤の補給も行っていく。
・出血時に痰が絡んで誤嚥性肺炎を起こしている状態。またいつ出血するか分からず、窒息の可能性もあり。
また異変があれば連絡するとのこと。
「窒息」などと聞くと、また恐ろしくなってしまう。
16:00
姉と共に父の面会へ
父、鼻にチューブが付けれている。
右の鼻の穴には昨日同様、白いプラスチックのピンがはめ込まれ、安全ピンがくっついている。
目、鼻、口の周りに血が飛び散った跡がたくさんついている。
口の中も血が付着していて歯の隙間も赤くなっている。
痛々しい顔周りだが、父の表情は特に苦しくなさそうな様子。
目を開け、一生懸命何かしゃべっている。
ウィスパーボイスというか、喉がかすれてしゃがれ声といった感じ。
だいぶ落ち着いていて、こちらの言っていることも分かってくれる。
姉「あー、良かった良かった! 昨日より全然良い! あー良かった良かった。握り返してくれるもん、手。」
父には少し笑みさえこぼれているような表情も時折見られ、かなり安堵する。
途中、頭を自ら起こして起き上がろうとするような仕草あり。