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家財買取
■2022年「実家じまい」メモ
2/19
食器仕分け、台所の引き出し整理。
家の中のものに、少しでも買い取ってもらえるものがあればそれに越したことはないと思い、とりあえず家財買取を行っている業者をリサーチしてみる。
たくさん検索結果が出てきて迷ったが、何となくアットホームそうなホームページのところに依頼のメールをしてみる。
するとすぐに返信があり、2/23に来訪日が決まる。
こんなすぐに来るものと思っていなかったので、やや焦る。
電話口では何も準備しておく必要はないと言われたが、一体どんな感じになるんだろうか。
家財買取してもらうなんて初めてのことで、想像もつかない。
2/20
2Fの本棚整理。
家の図面見つかる。こんなところに!
2/21
食器整理。古い書類整理。
2/23
11:00 家財買取の業者さん来訪
トラックで社長さんの男性と助手の若い女性の2名でやってくる。
一人じゃ心細かったので、旦那さんと二女、三女にも付き合ってもらう。
挨拶もそこそこに、社長さんに「じゃあお部屋のものを見させていただきますね」と言われ、作業が始まる。
最初に台所周りをざっと確認し、食器や台所用品を透明のコンテナケースにどんどんと詰めていく。
回収していく食器とそうでない食器、どんな区別をしているのかこちらにはさっぱり分からないのだが、社長さんはさーっと手際よく選別して、助手の女性に指示しながらとにかくどんどん詰めていく。
一番上の食器棚に手がかけられたとき、「あっ、そこに入っているものは要ります!」と焦って声をかける。
一応、これはとっておこうと思った食器類はその棚の上にまとめて入れておいたので、そこだけは持っていかれないように気を付ける。
途中、娘たちが退屈してきたので、旦那さんがお義母さんの所に連れて行く。
台所の後はリビング、和室、2Fの各部屋へと続き、さーっと確認して必要なものだけどんどん回収していく。
屋根裏から出てきた古い絵巻物や掛け軸、立派な額に入った絵画には驚いた。
こんなものが眠っていたとは!
でも作者も不明で特に値がつかず。
父の自慢の品であったお雛様(父の母が誕生した記念に購入されたという明治時代のひな人形一式)も、残念ながら値が付かず。古すぎてNG。
私が子どもの頃のひなまつりには、いつもピアノの上に飾られていたお雛様。
その当時からすでに経年劣化していて、人形の首などすぐに外れては付け直していた。
本や服もけっこうな量があったが、それらはほとんど持っていかれず。かなりの年数が経っていて、ほぼ値がつかないらしい。
どんどん持っていかれた食器類などは、コンテナ何箱分といった感じでカウントされ、中国だかに買い取ってもらうんだとか。
まさか、実家のものが海外に売り飛ばされるとは想像もしていなかったのでびっくり。
こうした家財中古品の独自の流通ルートがあるのだろう。
一番値が付いたのは、母のアクセサリー類。こちらは唯一時間をかけて入念に鑑定していた。
隈なく家のなかを見てもらい、コンテナケースがいくつもトラックに運び込まれ、14:30頃作業終了。
家財買取額、226,000円也。
ざっくりとした値付け表みたいな見積をもらう。
比較対象がないので、高いんだか安いんだかよく分からない。
社長さんたち、しばし離席する。
多分、近くのコンビニでお金を下ろしてきたのだろう。
戻ってきて買取金の入った封筒を受け取る。
ご丁寧にコンビニのお茶までつけてくれた。
そしてあっさりと二人してトラックに乗り込み帰っていった。
なんだか呆気にとられてしまった。拍子が抜ける。
諸々持って行ってくれて助かったは助かったのだけど、何とも言えない後味が残る。
ほどなくして、旦那さんと娘たちが戻ってくる。
とにかく初めてのことだったので、緊張しっぱなしでどっと疲れる。
その晩、唯一、母のミシンくらいは手元に残しておけば良かったかなぁとちょっと後悔するも、まぁ結局使わないかな? と思ったり、今日持っていかれたものについて思いを巡らせる。
まぁ、お金にもなったし良しとするか…。
2/25
捨てずに残しておくものを私の自宅へ運び出し着手。