窒息
■2024年(両親81歳)
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父 入院8日目 続き(2)
この日は姉が希望して、父の病状について主治医から改めて説明を受けることになっていた。
姉は連日広島へ帰るに帰れず、このままズルズルと居続けても困ってしまうので、帰り時の判断もつけたく希望したようだ。
しばらくして看護師さんに呼ばれ、ナースステーションへ通される。
主治医の話を聞くと、元旦からだいぶ持ち直したと思っていた見立てが全然違っていたことが分かる。
持ち直したように見えたのは、「窒息の状態を解除しただけ」なんだそう。
元旦に呼び出された時は、確かに危篤状態で危機的状況だったと。
肺から喀血して気管が塞がれ窒息しかけている状態で、いつ命を落としてもおかしくないと判断。
それが運良く、窒息の原因となっていた詰まりの元(血の塊なのか何なのかは分からず)がたまたま気道を抜けて窒息が免れた。
しかし喀血は断続的に続いているから、またいつ血を吐いて気管を塞ぎ、窒息してもおかしくない状況だという。