解読
■2024年(両親81歳)
1/2 父 入院5日目
父 面会 続き(1)
16:07
父が必死に何かをしゃべっている。
依然、しゃがれ声で滑舌も悪く、何と言っているのか聞き取れないのが歯がゆい。
この時の動画の音声を聞き返し、聞こえるままに文字起こしをしてみる。
「そんげるまっそ。そんげるここでまっそ。あちょじょさん。あっ、ねえなんがおしろ。おしい。すぐいぐからまろ。すぐいぐからまてろ(後半、何度か頷きながら言う)。」
何回も繰り返し聞いているうちに、「あっ!」と気づく瞬間あり。
「その辺で待ってろ。その辺でここで待ってろ。」
「あ、姉さん後ろ。」
「すぐ行くから待ってろ、すぐ行くから待ってろ。」
だ!
きっとそう言ってたんだと思う。
父の頭の中の世界で、確かに何かを認識して喋っている!
ものすごく嬉しくなる。