手拍子
■2024年(両親81歳)
2/12
4人で訪問 13:30
車いす姿の母がエントランス越しに見えた。
スタッフさんより、1時間ほど動き回っていたから疲れてるかも? とのこと。
ちゃんと動けているようで何より!
お昼のムース食は完食したそう。
途中、飲み込むのをやめてしまうのが難点だと。
水分量少ない。
便秘がひどい。
久々に皆で居室へ。
娘たちが母の前で歌ったり踊ったりしている間、母は車いすに座ったままフリーズしていると思いきや、突然手を叩き出す。
娘たちの歌に合わせて手拍子をしたのだ。
ちゃんとわかってくれている!
目の前の光景が脳に伝わるまでにずいぶんと時間を要するが、確かに認識している。
「上手だね」とコメントもあり。
「りんごの唄」を流してみたら、途中から口ずさむ。
ベッド脇でお絵描きしていた娘たちも、突然の母の唄声に顔を上げ、驚きの表情。
それならばと、母になじみの昭和歌謡「青い山脈」、「高校三年生」、そして母がよく見ていた「男はつらいよ」オープニングを立て続けに流してみる。
リズムに乗って体を若干動かす。
口ずさみたそうにするも、「忘れちゃった」と。
少しでも歌ってくれて嬉しかった。