家に帰る手段
■2021年(両親79歳)
9/8
留守電2回
16:22「私たち、あの、親子で歩いて帰ったりできるかどうか今検討中です。よろしくお願いします。
父 迎え来てもらうん?
母 そこまでは言わなかったよ。何とかしてね、家に帰る手段を検討中ですって入れたの。どうやって帰ろうかね、今考えてますってそういう意味。
父 で、尚子は来てくれるの?
母 来てくれればいいけどさ、来てくれると思う?
父 待ってるって決めたんだから待ってればいいじゃない。
母 誰を待ってるんだっけ、私たち。
父 尚子だよ。
母 尚子が来てくれるの? 待ってるって言ったっけ? もう尚子に。
父 なに、今、尚子と話したん?
母 話してない。留守電。だから電話くださいって入れといた。子供たちがいるからね、そう簡単には動けないと思うよ。どうしたらいいかなぁ。」
母、父と親子だと錯覚している。どうやって帰ろうか、どうしたらいいかと考え父と問答しているうちに訳分からなくなっている
9/11 留守電4回
16:12「たかちゃんと一緒にいるんですけれども、駐車場が見える小さなホテルのなかにいます。あの、ぜひ、電話を大至急かけてください。よろしくお願いします。」
やはりずっとホテルにいる感覚になっているみたい。旅行に来ていると。それでもう帰りたいから迎えにきてほしいと言っている。