親の死に目
■2024年(両親81歳)
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父 入院13日目 続き(10)
旦那さんが数日前にふと、「もしかしたら、親の死に目に立ち会うことって、ものすごい確率なのかもしれない」と言っていた。
たいていは危篤だからと家族中慌てて集まったはいいが、当の本人は至って穏やか。
「なぁんだ、まだ大丈夫じゃない!」と安堵し、皆で引き揚げた矢先に亡くなることが多いとかっていう話を旦那さんがしていた時だったかな。
その時は、「なんで?」なんてポカンとしていたのだが、今や本当にその通りだと身に染みる。
医師に、父は最期の瞬間に苦しまなかったかと聞くと、医学的に苦しみは発生しないと言われる。
酸素の値は最後まで100だったとか。